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また不動産市場に出ている物件の2~3割くらいは、いわゆる任意売却物件、もしくは「債権もの」というのが現状です。
確かに金融機関は任意売却を推し進めようという姿勢を感じますし
競売に移行すると言う物件はこれ以上債権回収のできないと判断された物件が多いようです。
本書を読むと確かに債務者にとって任意売却より「競売」で住宅ローン破綻を処理するほうが債務者にとって希望のもてる選択肢ではないかと思いますが
当の債務者本人にとって「競売イコール破産、もしくは社会的致命傷」という
イメージを持っていらっしゃる方がほとんどです。
不動産仲介業者である私も住宅ローン破綻者からの相談の場合、
自己破産などの方法によって債務処理をお勧めすることがありますが
大半の方にそのメリットを理解してもらえません。
そんな破綻者にはご自身に残された選択肢として最も有利であることを
理解する助けになる内容と思います。
競売による債務の処理が全ての破綻者に最良の選択肢とは思いませんし、
本書に書かれているとおり相当の決心と覚悟が要るもので、
決して簡単なものではありません。
今後この本を読まれる方は「自分に都合の良い捉え方」にならないように
十分、理解されることを祈ります。
本書によって自身に選択肢があることを知っていれば最悪の事態は
避けられるのではないでしょうか。
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