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低髄液圧症候群―ブラッドパッチを受けた人、または、これから受ける人へ (精神医学と賠償シリーズ (3))
 
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低髄液圧症候群―ブラッドパッチを受けた人、または、これから受ける人へ (精神医学と賠償シリーズ (3)) [単行本]

吉本 智信
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

低髄液圧症候群について、一般的な根拠のもとに診断されたA群と、A群の診断基準の枠を超えたB群に分別し解説。Aではその基礎から症状、ブラッドパッチまでを、Bでは診断基準、疑問点などをそれぞれ述べる。

登録情報

  • 単行本: 174ページ
  • 出版社: 自動車保険ジャーナル (2006/11)
  • ISBN-10: 4303850047
  • ISBN-13: 978-4303850043
  • 発売日: 2006/11
  • 商品の寸法: 25.2 x 18 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 361,267位 (本のベストセラーを見る)
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31 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 本書は低髄液圧症候群について、同病気の治療にたずさわっていない脳神経外科医が第二から三者の立場で、レビューと反論をおこなっている物である。

 本書は自動車保険ジャーナル発行の「精神医学と賠償シリーズ」である。そのため科学的な視点や診断基準について述べている部分がおおく、ページの大部分を占めるのは臨床医師らの診断基準に対する反論である。ほとんど対案を示していないため、あまり建設的な書とはいえない。裁判・医療にかかわる人にとっては注意すべき点が網羅されているので、必読といえよう。しかし、患者にとってはあまり役にたたない。評者は元患者であるが、読み進むにつれて現実感のない本書の論説に疎外感を感じずにはいられなかった。

本書の構成

1章 一般的な低髄液圧症候群(低髄液圧症候群 A)

2章 低髄液圧症候群と損害賠償

3章 最近話題の低髄液圧症候群(低髄液圧症候群 B)

4章 低髄液圧症候群Bの疑問点

5章 補足解説

6章 低髄液圧症候群に関する裁判判例

7章 低髄液圧症候群に関する参考文献

8章 最後に

 1章2章は一般的な解説や本書のための定義づけについて冷静に書かれている。3章はやや感情的な表現が多くなり、読みにくい。治療医師らの診断基準を4項目にわけ、そのうち2項目(症状・画像)のみに焦点をあてて、4章で各個に反論をおこなっている。評者周辺の元患者らは、軽視された項目(参考事項)のほうが、間違いの少ない良い基準と考えており、軽視されたのは残念だ。4章では、あまりに熱心に反論を展開するあまり、筆者自身が認めたA郡の診断基準まで否定するような論になっていて、本書における論の統一感を欠く一因になっている。また、相手方の論を推論だとするのに、筆者も推論的な展開で反論を積み重ねる節もあり、少々げっそりしてしまう章でもある。なお筆者は臨床データが無いので、他者の成果の引用で反論している。5章以下は補足など。
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3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
人損査定担当者は必読です。まずは読んで下さい。個人的な感想としては、確かに低髄液圧症候群の患者には厳しい書です。交通事故後に出た症状で他に理由はないのだから交通事故によるものだという主張は、この書の前では通じません。個体差としてはありえても、医学論として科学的な評価に耐えるものかという視点から本著は論じます。だれそれは良くなったという、特異例とか著効例は問題としていません。あくまで、同じような症状をしめす人に、言い換えれば脳脊髄液減少症と診断された人に、同じ治療をすれば同じように良くなるかということです。それを本書は冷徹に示しています。辛い人を救うのが医学という感情論に流されず、考えを貫いた筆者をどう評価すべきかは分かれますが、科学や法学等、学問として論じる場合に、筆者の論は説得力があることは事実です。自覚症状は、自分が覚える症状との字の如く他人に伝わらない辛さがあることはわかりますが、裁判官の心証をどのようにして得るかにおいては論理的に証明されることを要求されます。私が辛いのだから、証明などいらないというのは通用しないのです。脳脊髄液減少症という病態があるのであれば、いつの日か本著を超える論理性で、証明されることを祈りますが、詐病や心因性疾患にぶらさがられてしまっている現状では、難しいと思います。
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