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佃島渡し船殺人事件―耳袋秘帖 (文春文庫)
 
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佃島渡し船殺人事件―耳袋秘帖 (文春文庫) [文庫]

風野 真知雄
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

年の瀬の佃島で、渡し船が突如突っ込んできた船に当て逃げされ転覆、乗っていた四人が死んだ。だが、死んだ船頭以外の三人の遺体には刺し傷が見つかる。やがて、出航直前に別の船に乗るよう声をかけられた娘がいたとの証言も出て、事故の謎はさらに広がる。南町奉行根岸肥前が活躍する「耳袋秘帖」殺人事件シリーズ第十二弾。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

風野 真知雄
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年、『黒牛と妖怪』で第17回歴史文学賞を受賞。2002年、第1回北東文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 267ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/9/2)
  • ISBN-10: 4167779064
  • ISBN-13: 978-4167779061
  • 発売日: 2011/9/2
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 志村真幸 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
 「耳袋秘帖」シリーズの第16作。文春文庫からの6冊目。
 今回はなかなか闇の深い事件である。捜査も進まず、やきもきさせられる。結末はきちんとつくが、どこか後味の悪い事件であった。
 人間関係にもいろいろと波乱が起きたり、この先の展開が気になる。
 小気味よく、ユーモアもたっぷりの文章は、いつ読んでもおもしろい。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By suihou トップ50レビュアー
だいわ文庫から文春文庫へシリーズ移籍して、この前の作品の「王子狐火殺人事件」から「殺人事件」ラインが復活しました。
 それに伴って、「耳袋秘帖」の作者、根岸奉行のお伴として、二枚目でふられてばかりの坂巻弥三郎と、醜男で剣の達人、栗田次郎左右衛門のコンビが復活し、嬉しいかぎりです。

 舞台は川にそって、あちこち転々としながら、江戸の旅情をたたえ、終始、流れの音が聞こえてくるような物語です。

 屋形船にぶつかられた渡し船上の殺人事件から、漁師の権益の問題、かつての大泥棒の後釜をゆする同心、謎の薄幸の美女など、犯人にかかわる本筋が一本ひかれているのですが、それに本来かかわりのない脇筋である、加藤清正のふんどしの見世物、銀杏の葉から作った胃腸薬を売り出す菓子屋、宴会で横死した大名、駆けくらで免許を与える剣術使いなど、根岸の雑学的興味をひく小ネタがからみ、舟があちらこちらへたゆたうような風野流のストーリーテリングが楽しめます。
 むしろ読後に強く残っているのは、そういうエピソードと、ふむふむ、とそれを玩味しつつ書き留める根岸のえびす顔であったり、臨月の妻の腹をさわって、中に醜い顔の仙人がいて棒でこちらをつついてくるのだと思い込む栗田ら、おなじみの面々の飄逸な日常であったりします。

 根岸の書斎にときどきあらわれて慰めてくれる亡妻の幽霊や、猫のエピソードもあいかわらずで、ほのぼのとします。
 今回は坂巻の意中のおゆうが、誤解から店をたたんで行方不明に・・ということで次巻も大いに気になります。

 
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1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 三会
今回は最後に若い者に花をもたせて終幕。
消化不良のモヤモヤも無く終わってくれた。
奉行の根岸を取り巻く人々も相変わらず色々で横道に逸れる小話も色々。
実に捕り物帳っぽいお話。
ただ一つ坂巻とおゆうの事だけはシリーズを読んでいないと解りずらいかもしれないけど、それを気にしなければこの一冊だけでも問題ない話。(尤も事件自体に係らないから気にしないかな?)
このシリーズ、時々キリシタンの訳の分からない「闇」が絡む話があるので、全部がスッキリとはいかないけど、この話はその気配がないので、なんとなく安心した気分で読み進めた。
別にこのシリーズのキリシタンの話が嫌いな訳ではないけど、どうも周りとの尺度の違いすぎる人物が事件の中心にいると明確な大円団とはならないようで読み終わっても「う〜ん、ここまで?」という気分になる。
今回の話にはそんな気分はまるで無かったから星4個。
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