同じ著者の『経営戦略の教科書』は、やや深みに欠けるきらいはあるものの、
企業戦略立案上のさまざまなフレームワークやケーススタディについて
そこそこコンパクトにまとまっていたので、本書にも手を伸ばしてみたのだが、
まさかここまで無内容な本とは思わなかった。
震災後の日本に最も欠けているのは「ノリ」なのだそうで、確かにそう言われれば
その通りには違いないのだろうが、大して目新しくもない職場バーベキューなどを
例に挙げながら、ひたすら「ノリが大事」と連呼されるだけで(途中、音楽の演奏を
題材に概念化を試みている部分もあるが、いかにも中途半端だ)、こんなことで本当に
コンサルタントが務まるのか(日経の編集部も大丈夫なのか)と、他人事ながら思わず
心配になってしまうような1冊だった。