シリーズ20作目。
一騒動あったハネムーン先から帰国し、いよいよ本格的に夫婦としての生活をスタートさせた二人。
エドガーは貴族の付き合い、リディアは妖精がらみの調べものに時間を取られ、避けようとしている
わけではないのに、「何となく」すれ違ったまま、しかしそのすれ違いは次第に大きくなっていく。
お互いに対する気持ちが冷めたわけではないけど、結婚して日々を一つ屋根の下で過ごすようになり、
また目下の敵もとりあえずは身を潜ている安心が、リディアの手を強く握るエドガーの力を、少しだけ
緩めてしまっていた・・・そんな感想を持ちました。
本作では、妖精国の地図の謎にも触れているので、本編ではあるのでしょうが、因縁の敵達も登場せず、
新たに登場したキャラも今回限りといった様子なので、番外編的な要素が強いです。
また、ストーリーもどことなく過去にあった作品(甘い罠〜など)に似ている気がします。
そういった意味では、本作は今後に通じる謎の解明がメインではなく、夫婦として歩き始めたばかりの
二人の関係や心情の変化を示唆しているストーリーだったように感じます。