出版社の賞コメントなどで、主人公の超自己中な性格は気分が悪くなりそうと紹介されてますが、そこまで邪悪じゃないので、読んで辛くなるようなものでもありません。主人公は自称詩人な大学生。自己中な性格だけど、お馬鹿な大学生+ワナビの焦燥感って感じです。
迷い込んだ遺跡で拾った女の子。主人公が嫉妬する詩の才能があって、小悪人な主人公は詩の販売で大儲けするのですが、それだけで話はとどまらなくて…といった話です。
いわば神様とおとぎ話な感じですが、材料のラノベ風味調理は上手です。ダメなお兄ちゃんが、妹に常識を教えていくってあたりもほほえましい。そしてダメ人間な主人公が、じいちゃんの言葉のように、波が来たときの男はやるってところには引き込まれる魅力があります。
なお、イラストは表紙な感じのガチャボコなキャラです。内容にあった味付けです。
このお値段設定ですから、話のネタに買って読んで見る価値はあるかと。