ギャンブル以外の角度から競走馬を好きになった私にとってこの本は 古い歴史の中から辿り日本の競走馬を知るには待望の一冊でした。出来ればその頃から同じ空気を吸っていたかったと想わせる様な‥そして少し灰色に雲がかかっていて誰もそこに触れようとはしなかった雲を拭ってくれたような‥正統派の内容でした。競馬界にはいろんな本がたくさんありますが ギャンブル的な内容や少し疑わざるを得ないような手にしたくない本が山ほど‥そういう点では島田さんは信頼のおける素晴らしい作家ではないでしょうか?巷では武騎手の『番記者』的に捉える方も居られますが反対に番記者でなくては分かるはずのない『心』までもが良くも悪くも繊細に記されているのは島田さんならではこその表現だと思いました。本物が読んでみれば本物を感じ取れるそんな感じがしました。