”日本語クラス対象”とあるので、外国人留学生で日本語を習っている人々を
対象にしているように思われるだろう。
実際、この本が書かれた目的はそうなのだろうが、
日本人こそこの本を読むべきだろうと思った。
会話は技術であり、技術を習得すれば人間関係が円滑になる。
その技術の伝承機会が減り、
修得しないまま大学に進み、社会に出ることで「KY」などと呼ばれて、
人間関係に苦しみ、引きこもりになってしまったりする人が
最近では非常に増えている。
それを防ぐためにも、高校、いや中学でこの本を教科書として
コミュニケーションの授業を開くべきではないかとすら思った。
ワークシート,基本活動の手順,応用活動の実際,良い例・悪い例など、
現場で使うアイデアが満載してある。
それに従って授業を進めていけば素晴らしい教育効果を挙げられるだろう。
日本人に対しても充分と言える内容なので、
もちろん外国人留学生に対する授業に用いるのはさらに効果的だろう。
いや、この本を読まずして留学生向けの日本語学習の授業をするなかれ、
と言いたいくらいである。