著者は会計士・税理士の資格を有し、その道で四十年働いてきたプロ。
税理士や企業の経理担当、中小企業の経営者にとっては、共感でき参考になる部分が多いかもしれない。
しかし、著者の実体験に偏りすぎているので、そこまで深く財務や税務に関わらないが、「会計的」な視点を持ちたいと思っている人たち(管理会計担当、原価担当、経営戦略担当、営業担当など)にとっては、目から鱗というほど有益な情報はないかもしれない。
『さおだけ屋』や勝間和代、日経BPの『熱血会計士』シリーズにも言及されていて、世の中と会計界のつながりや流行がわかります。会計士や税理士、経理担当が何を考えているのか知るにはいいかも。
「肝心なときに役に立たないのでは困る」。まさにその通り。しかし、「役に立つもの」は、使う人が「役に立てる」ことで初めて「役に立つ」。例え、一見自分とは関係ないように見える情報でも、それを自分に引き付けて考えることで新たな発想が生まれ、壁を打ち壊すことができる。またその一方で、自分に関係が深いことについては、一歩引いて第三者的視点で見ることも必要。
経験に基づいた含蓄ある言葉が多いです。税理や財務、会計に関わる人なら読んで損はないです。