著者の知り合いからの勧めと、
私も税理士資格を持ち、大企業の本社経理部門で仕事をしており、
日々公認会計士の代表社員相手にバトル?をしていることなどから、
期待して読み始めました。
確かに会計の知識を織り交ぜ、素人でもわかるような簡易なケースで
ストーリーに食い込ませているものの、
正直、意外性などはなく、もう少し厳しく言うと
「これは誰でもわかるだろ・・」とか
「その程度であれば既に手を打っているだろ・・」
というようなものがほとんどでした。
恐らくは優秀な成績で会計士試験に合格したものの、
実務経験が十分ではなかったのかと推察します。
その水準を、2時間ドラマに例えれば、、、
22時20分ぐらいに、刑事役の船越英一郎が取り巻きを集め、おもむろに
「犯人の指紋が付いていないのは!!犯人が手袋をして犯行に及んだからだ!!」
とドヤ顔で豪語し、
それに対して新米女性刑事の中山美穂の妹あたりが
「そ、、そうだったんですか!!き、、気づきませんでした!!」と
今夜一番の驚愕で目を見開いてくれるシーンを自宅の大画面テレビで見せ付けられ、
「え、、嘘やろ、、、それは、、誰でも、、わかっとるやろ・・」と言いつつ、
妻も容認の、ぬるくなったプライベートブランド安物発泡酒をグビリと一口味わいつつ、
リモコンでチャンネルを変えていくと、人気のジャニーズが大騒ぎしていてスルー、
7度目くらいのスパイダーマンと教授の闘いもスルーし、
天才映画監督兼コメディアンの被り物に落ち着くという感じでしょうか。
ただし著者はユーモアはありそうなので、今後会計以外のテーマで
次回作、その次と作品を紡いでいただければと期待し、応援いたします。