ある商社の破綻と再生をかけて奮闘する破産管財人のストーリーだが、単に弁護士関連の仕事をする人だけでなく、企業に働く従業員の方にこそ読んでほしい1冊。
この主人公の仕事ぶりもさることながら、会社は誰のものか、会社の存在する意味は何か、など様々な面で、読んだ人それぞれの立場から考えることができる。
企業には経営者や従業員だけでなく、その取引先、従業員の家族など様々な人達が関わりあっている。少しのミスでもそれらの誰かに大きな迷惑がかかるかもしれない、単純な発言が大きな誤解を生むかもしれない。
とある1企業で起きていることを、全ての企業に問いただすような見事な描写も高杉さんならでは。
ターニングポイントにたった時、読むとより響きます。