著者4人は、新進気鋭の4先生です。今後の学会をリードし、
将来は、各自の体系書が期待される方といえます。
本書は、基本構造と判例・通説からかなり丁寧に解説されています。
構成も整理され、わかりやすさや信頼感も問題はないと思います。
随所で4人の独自見解や問題関心が示されており、それが通説を
覚えるだけに留まらない刺激を全体に与えています。
先の方が書いていらっしゃるように、冒頭のガイダンス,ケーススタディ,
基本と応用のメリハリ,練習問題,図表,参考文献,全体のサイズなど、
テキストとして全面に気が配られていて言うことありません。
ここのところ、前田・龍田・江頭・神田・近藤・弥永教授等々、
名著ながらひとくせある体系書ばかりで、正直どれを基本に据えて
よいか悩んでいた大学生・学習者は私を含め多かったと思いますが、
本書の登場で、やっと解決したと言っていいのではないでしょうか。
今後10年、20年の学習の指標となることでしょう。
かなりの快作というべきスタンダードテキストです。