素晴らしく分かりやすい基本書である、ということは初版のレビューで
多くの方が触れているので、第2版の特徴について。
レックス・ホールディングス事件、サンスター事件、カネボウ事件など
最新の最高裁判例8件、下級審裁判例18件を追加。
会社法の条文から索引ができる、「条文索引」が新たに追加。
(もちろん、事項索引・判例索引もあります)
第2章(設立)や第4章(機関)などで、章末にある練習問題が少し増加。
コラムの数や本文にある事例問題(Case)の数も最新判例に合わせて微増。
逆に、加筆するだけでなく、初版317頁(第2版321頁)の“新株予約権の有利発行”
に関する藤田友敬教授の考えなど、削除されている部分などもある。
その結果、索引を含めずに計算すると、初版から6頁の増加。
本文の厚さ自体はそれほど、変わっておらず、はしがきにも書いてある通り、
最新判例や内閣府令の改正をフォローに主眼が置かれているように思える。
改訂は小規模だけれども、平成22年10月の裁判例までフォローしてあるし、
条文索引なども新たに追加してあるので、初版から買い換えたい人、
会社法の基本書をもっていない人には、ぜひおすすめの1冊です。