金融、証券など
著者自身のバックグランドに近い20代は、
ぜひ一読することをオススメする。
転職のメリット・デメリット、
日本企業と外資、それぞれの長所・短所、
女性のキャリアの考え方などが
具体的かつコンパクトにまとまっていて、
とても参考になると思う。
あと、著者の語り口が飄々としており
押し付けがましくない。
主観と客観のバランスもグッドである。
「会社」は2年で辞めていいという著者だが、
「仕事」の内容は商社の財務を皮切りに、
ファイナンスの領域でほぼ一貫している。
ここは大事な点だと思う。
タイトルだけを見ると、
転職のススメのように思えるが本質的なメッセージは
「長い間気持ちよく仕事をするために、
20代後半でキャリアの軸を決め、
労働市場での自分の価値を意識しながら働くべし」
ということだ。一言でいうと
「会社は2年で辞めていい。けど仕事はあまり変えるな。」
若者向けに書かれた本書だが、
50歳からのキャリアを考える上でも参考になると思う。
著者は、定年後も気持ちよく働くために
現在所属している会社と個人活動も認めてもらう契約を結んでいる。
収入は減る分、自由を得ている。
「お金」「自由」「時間」、この三つの要素をうまくやりくりするのが、
グッドキャリアには欠かせないことがわかる。