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20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ハウツー本に非ず,
By ゆう - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 会社は頭から腐る―あなたの会社のよりよい未来のために「再生の修羅場からの提言」 (単行本)
世の中には経営の極意なるものを説くハウツー本がそれこそゴマンとあるが、そんなもので経営がうまくいくのなら誰も苦労はしないことは衆目の一致するところである。もちろん本書はそういった怪しげなハウツー本ではない。刺激的なタイトルと著者の華麗にして壮絶な経歴から、そういった何か、つまりあっと驚くような経営のハウツーを本書に期待するのなら、まさに時間と金のムダである。お薦めしない。誤解を恐れずに言えば、本書が強く訴えかけているのは「哲学」であると思う。それも「経営者の哲学」などではなく「普遍的な人間の哲学」である。 私は本書で、今日の「格差社会」に対する無責任な批判は、高度経済成長で一億総中流だった古きよき時代に対するノスタルジーと、甘い幻想の産物でしかない、ということを思い知らされた。 すなわち、あの頃日本は、好むと好まざるに関わらず世界を相手にビジネスで勝って繁栄していたのである。「勝ち組」ならぬ「勝ち国」の日本は、故に国内に「負け組」がほとんど存在しないという極上の繁栄を味わったが、世界規模の市場経済こそが「格差のない日本社会」を支えてきたことを知らなければならない。 したがって、競争に勝ち、海外に負け組の山をこさえて繁栄してきた日本が、負けがこんできた今になってグローバル市場経済を批判し「劣勢だから競争から降ります、勝ち逃げしたいです」といってあまつさえ国内政治のやり方次第で安穏と一億総中流時代に回帰、持続できる気でいるなら、世界は噴飯ものであろう。 まだ覇気の残っている会社員はぜひ本書を読んで「世界からの勝ち逃げはもはやない」現実をかみしめてもらいたい。そして未来のためになすべきこと、つまり血反吐を吐きながら「リーダー」の道を目指すか、本書にいうところの「スーパー部下」への道を歩むか、を自分で決めるべきである。これを決められない者には明日はないのである。
64 人中、50人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
超理論家が辿りついた経営論,
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レビュー対象商品: 会社は頭から腐る―あなたの会社のよりよい未来のために「再生の修羅場からの提言」 (単行本)
本書で述べられている、著者の経歴、再生機構での仕事、再生時の経営者に求められることなどは、前著と部分的に重複しているので、前著の読者にとっては新味のない話がいくつかある。ただ、それでも本書は経営を考える上で貴重な一冊だと思う。 東大、司法試験、コンサルティング会社、トップMBAと、論理の世界を極めた著者がたどり着いた経営の境地は、実に精神論的な世界であった。 メディアに登場する多くの現場叩き上げの経営者は、最後は人だ、人柄だ、人のやる気だと、人の精神に経営の多くを依存させる発言をしている。 本書の著者は、彼らと逆にキャリアの大部分をコンサルタントや再生請負人として、相手先企業に乗り込んで緻密に論理立てて課題を抽出し、その改善に辣腕を振るうプロとして過ごしてきた。 そのキャリアの著者が、多くの実践的経営者と同じ目線で組織のダイナミズムを捉えていることに、本書の大きな価値がある。 現場叩き上げの経営者は既に知っていることを、論理を極めたエリートが体得することで、経営に新しい地平が拓けたと感じる。 産業再生機構の責任者、という稀な経験をした著者が今後も日本企業再生の現場で活躍してくれることを期待したい。
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
組織からはみ出す根性のない人間をリーダにしてはいけない,
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レビュー対象商品: 会社は頭から腐る―あなたの会社のよりよい未来のために「再生の修羅場からの提言」 (単行本)
2007年の出版時と今とは,状況が変わってきているのは驚くばかりであるが,今でも使える警句が沢山ある。 例えば 組織からはみ出す根性のない人間をリーダにしてはいけない 事や,稼がない管理職をリストラせねば生きていけないこと、 株主主権では,会社は引っ張っていけないことなど。 今,うちの会社の若者は,管理職を見てインセンティブを失い, 縮こまっていくばかりだ。そう思っている人は管理職をやめてください。
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