著者は、株式会社武蔵野の常務取締役。
数多くの著作のある小山昇氏の会社のナンバー2。
同じような歯切れの良いテイストの本なのかとイメージしていたが、
「原理原則」などのキーワードからも読み取れるが、
論理性を感じるものであった。
小山氏の著作からは「直感性」がより強く感じられる一方、
この本からは「論理性」が見て取れる。
小山氏の考え方ややり方が、なるほどこういう「原理原則」が
基になっていたのかと、思い巡らすことができる1冊。
そういう意味で、小山昇氏に矢島茂人氏というナンバー2という
理由が理解できる。
本書の肝は、やはり19ページ出てくる
「環境整備なくして利益は生まれない!」という図。
図のデザイン性の無さは別として、その内容は、
企業経営を樹木に例えて、根と幹の部分に
「物的・人的・情報」という「3つの環境整備」を位置づけ、
さらには、枝葉に「言語・認識・道具」という
「3つの共通化」が配置され、
「利益」という「果実」は、この根幹・枝葉があってはじめて
採れるということを、一瞥で、俯瞰させてくれる
大変わかり易い図である。
これらの考えは著者が師事してきた、先生方を知れば知るほど
理解が深まると思われる。
一度読み出すと、終わりまで一気に読んでしまう一冊。