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会社が消えた日
 
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会社が消えた日 [単行本]

水木 楊
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

ある朝、出社すると…会社が姿を消している! 何が起こったのか。エリート会社員を襲う不可思議な災厄。陰謀か、それとも…。あり得ない物語から、現代日本の病巣を鋭く抉る。スリリングな展開の企業SF小説。

内容(「BOOK」データベースより)

役員の座も目前―順風満帆の会社人生を送る木沢涼介。しかし、ある朝、いつものように出社すると会社が跡形もなく消えていた!妄想か、それとも悪夢か。茫然自失の一カ月後、会社は再びその姿を現す。ところが、社員の誰一人として木沢の存在を認識しない。女性社員の秘密のネットワーク、ゴマスリ同期の裏の顔…この会社に何が起こっているのか。そして失意の底にいる木沢を、次々に災厄が襲う。不透明な時代にリアルな恐怖を呼ぶ、衝撃の企業SF小説。

登録情報

  • 単行本: 336ページ
  • 出版社: 日本経済新聞出版社 (2009/6/26)
  • ISBN-10: 4532170958
  • ISBN-13: 978-4532170950
  • 発売日: 2009/6/26
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 89,441位 (本のベストセラーを見る)
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By 正義の味方 トップ500レビュアー
形式:単行本
主人公の木沢涼介は、情報サービスを提供するIT企業のモービッドに勤務。東証1部上場企業で従業員500名、ヒルズに本社を置く伸び盛りの企業だ。長野県飯田の出身で西北大学卒、取締役直前の経営企画部長であった。しかし数日の休暇を取って出社すると会社がない。また誰も木沢の存在さえ否定される。世にも不思議な事件が発生した。あり得ない夢のような話だが読んでいてとても怖い。給与が入金になっていない。退職でもないから退職金がない。離職票がない。失業認定もされないから失業給付も出ない。ここからは現実にある社会の底辺に落ちて行く恐怖が始まる。住宅ローンの返済がある。専業主婦は生活費を待っている。一人娘は大学院生だがすねかじりだ。本人は53歳で特別なスキルもないので求人は非常に狭まる。嘘をついて飯田橋のハローワークに潜り込む。貨物運行管理かタクシー運転手しかない。面接に行っても必ず保証人を要求される。保証人になってくれる他人はいない。別居して住込み可の仕事を探す・・・。というように現実のリストラや、自己都合退職以上に厳しい状況での職探しや失業の日々の描き方が怖い。人間はホームレスになるかならないか、ギリギリの細い塀の上を歩いている由。何かの弾みで簡単に「こっちの生活」から「あっちの生活」にスリップしてしまう。役員になって一度退職金を手にして、その後の役員退職金を楽しみにする役員達も、更に上を狙い、そして人相が悪くなる。ポストに安住して悠長になればイコール解任だ。こういう役員も「あっちの世界」に行きかねない。またカネと出世だけが人生の目的でないとして、主人公の高校同級生は民放会社を飛び出し富良野の月収10万円の仕事に移った。いろいろ考えさせられると同時に、この不思議な事件も最後まで主人公がどうなるかハラハラさせられ放しであった。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
怖かったです 2009/7/29
形式:単行本
会社が消えた日を読みました。一気に読みました。怖かったです。このご時世いつ、会社から放り出されるかわかりません。そのときの自分を想像しながら、自分自身が強がってばかりいてとても甘いのではないか。と思いつつ読みました。
私のこの本の好きなフレーズを以下に記載します。
「絶望することはない。君は正気だが、世の中は君の正気は認めない。別の世界で生きていくしかないじゃないか。君の正気は世の中の狂気だ。自分の正気を捨て、各「狂気」の世界で、正気の振りして、なんとかやっていけば、突然、元の世界が戻る事だってあるさ」
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By なか
形式:単行本
「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!」としたら、
『おれが取締役としていつものように出社したら、
 会社が消えていた』でしょうか?

会社では給料が得られるだけでなく、生き甲斐や、「ウチ」
「オラが会社」との愛社精神や一体感が味わえます。
が、「組織にとって個人の歴史などどうでもいいこと」。(P133)

本書の主人公は、ほかに属する集団(家族とか友達とか)には
覚えられていましたね。ここが無かったら…と考えると
「会社あっての生き物」になる怖さに震えます。

社会人はいいが「会社人」になってはいけない。
事例や出来事が若干迫力不足でしたが、働くことを考えさせられる
本でした。
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