神奈川県の大地はどのようにつくられたのか?っていうのをテーマに、神奈川県を北端にした伊豆・小笠原弧の地球科学的な姿を紹介した本、です。難くて読みにくい本なのでどなたにもお勧め、という訳にはいきませんが(巻末に用語解説が載せてあって助かります)、地質学に興味がある神奈川県民には(いや、別に神奈川県民でなくても地質学に興味がある人には、だな)興味が尽きないと思います。時節柄、「III活断層と地震」の項など、背筋が寒くなる人も多いでしょうね。いやあ、四つの(!)プレートがせめぎあい、伊豆諸島が潜り込みつつある神奈川県って、ダイナミックでわくわくするけど恐ろしくもあります。プレートテクニクスについては同新書の「南の海から来た丹沢」が詳しいので、それと併せて読むのがお勧めです。しかし、この神奈川県ローカルな新書シリーズが、こうやってインターネットで全国から買えるようになったのだからよい時代です。