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伊豆の踊子 (新潮文庫)
 
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伊豆の踊子 (新潮文庫) [文庫]

川端 康成
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (35件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

伊豆の旅に出た一高生と、旅まわりの踊子との純粋な愛と抒情を美しく描いた表題作の他に「十六歳の日記」「禽獣」「百日堂先生」「母の初恋」など川端文学の代表作四編を収録。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

孤独な生い立ちに悩む「私」は伊豆へ一人旅に出る。そこで出会った純粋無垢な踊子に心惹かれていく「私」だったが…。透明感あふれる初恋の物語。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 201ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (2003/05)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101001022
  • ISBN-13: 978-4101001029
  • 発売日: 2003/05
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (35件のカスタマーレビュー)
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 川端康成の代表的名作。表題作の他に、『温泉宿』『抒情歌』『禽獣』の計四編を収録しています。

 『伊豆の踊子』は、一人の学生が小さな少女に寄せる想いを描いています。学生の抱く緊張や、少女のかわいらしい仕草は簡潔でありながら鮮烈で、自然な優しさを主人公に変わって味わっているような暖かみのある作品です。六十ページ程もない作品にこれだけ彩り豊かな物語をまとめた著者は本当に驚くべき程の天分の持ち主だったのだろうと感じさせられてしまいます。

 他の三編も独特。他の方のレビューにもありますが『抒情歌』は川端康成の美に対するイメージが如実に感じ取られて非常にきれいな仕上がりとなっています。『禽獣』もお勧め、人を嫌う男の動物に対する愛着や、それを通して感じられる世界観は、曇りが無く、また冷徹でもあり、志賀直哉の心境小説とは似ているようで、また違った感覚が味わえます。

 ページ数も薄く、お手軽な値段の作品ですが是非ゆっくりと時間を掛けて読んでみてください。初めて読んだ川端の作品でしたが本当に満足しています。

 蛇足ですが、竹西寛子と三島由紀夫の解説は、どちらも

「一般の人々がこれらの作品からうける感想は、全く間違っており、作品に対する冒涜である」

 という様なことを言いたげで、非常に不愉快でした。
このレビューは参考になりましたか?
24 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 大人になって読み直して、一座の人間関係も理解できたし、「私」の立場も飲み込めた。
 学生なのに、回りから「旦那様」と呼ばれるが、社会的地位が全く違うのだ。
 主人公の宿に遊びに来た男と一緒に食事をすれば、当然主人公が支払うのである。もちろん、下心があって一座が主人公と一緒に行動するのではない。しかし、そうすることが当然なのだ。

 主人公は二十歳、踊子は十四歳だがいずれも数え年。川端康成が実際に体験したことを元にしているらしい。
 題は「伊豆の踊子」だが、主人公はあくまでも「私」であり、「私」の知り得ないことは書いてない。その点は映画やテレビとは違う。
 映画は、今回読んだ本に収録されていた「温泉宿」を元にして新たな登場人物を作りだしていたことを知った。

 吉永小百合の出演した映画で、たしか十朱幸代が演じたのは原作にない役だったが、「温泉宿」のお清なのである。

「伊豆の踊子」という題がいい。題名がいいために何度も映像化されているのではないだろうか。

 ほかに、「抒情詩」「禽獣」の二編が収録されているが、正直なところ、読んでもよく理解できない。奥深い情念が渦巻いていて、何かをかいま見ることができそうな気はするのだが、そこに何があるのかは分からなかった。

このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
旅情を読む 2010/10/1
By Z? VINE™ メンバー
形式:文庫
本作はノーベル賞作家・川端康成氏による短編集。
表題作を含む4作が収録されている。

孤独に悩む主人公はひとり旅の途中、旅芸人の一座と出会い、半ば道中を共にする。
主人公は一座の踊り子である薫に惹かれ、ふれあうことによって次第に心が洗われてゆく。

本作はとても短いが、その中にも溢れんばかりの旅情が詰まっている。
出会い、ふれあい、別れの中で、主人公は笑い、胸を苦しめ、清々しい涙を流す。
短い時間ではあるものの、その濃密さは「青春」というありがちな表現ではとても収まらないのでは。

最も印象的だったシーンは、湯ヶ野の宿の温泉のくだりである。
裸のまま両手をいっぱいに振る踊り子、それを見て「まだ子供なんだな」と笑う主人公。
ラストを除くと、作品中では二人が最も距離を置いた状態でのコミュニケーション。
しかしある意味、二人が最も近づいた瞬間だったなのかも知れない。
そう思うととても清々しいシーン。

個人的には「雪国」「古都」に並んで好きな作品。
短い作品であるため、初めて川端康成を読もうという人には最適。
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最近のカスタマーレビュー
日本人の感性を再認識させられる。
表紙はジョジョですが、中身は勿論川端康成の作品です。

伊豆の踊子

招魂祭一景... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: Ice Pick
どう解釈されても良いですが
この作品は川端の出発点です。
ですので読者が主人公の無垢を大人びた雰囲気で終わる作品でありません。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: アクアク
無垢な若さ
収録されている話の中で、伊豆の踊り子以外は毛色が合わなかったので断念。伊豆の踊り子は、孤児根性で固まった主人公の心が、温かな人々との触れ合いを通じて溶解していく様... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: もりまっこり
ビミョーな恋
 表題作の「伊豆の踊子」ほか、「温泉宿」、「抒情歌」、「禽獣」の4編が収録されています。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: カーマイン
読む度に味わいが深まる作品
「雪国」を読んだときにも思いましたが、
川端氏の作品は文章表現が遠まわしなところが多く内容が深いので、... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: marmaid
一度は読んでおくといいと思います
まず表題作「伊豆の踊子」もっとも読みやすく、入り込みやすい。文学賞とか気にせず15〜20歳くらいの間に一度読んでおくべき作品です。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: 黒連星
美意識
旧制高校生である主人公が孤独に悩み、伊豆への一人旅に出かけ、旅芸人の一団と出会い、踊り子に心を惹かれていく。何者かを失う喪失感と孤独が入り混じる心情が散見されます... 続きを読む
投稿日: 2010/4/22 投稿者: h
インパクト!!
実物は買っていませんが、表紙絵のインパクトに感激し、レビューします。... 続きを読む
投稿日: 2010/4/6 投稿者: ねっとてんぐ
日本の文化の一つだろう
伊豆の踊り子と、雪国は、
川端康成で、違和感なく読めた本でした。... 続きを読む
投稿日: 2010/3/16 投稿者: kaizen
日本語のきらめき。
「伊豆の踊り子」は、数十年ぶりに読み返しました。ようやく、主人公「私」の心の動きを察せられるような思いがいたしました。そして、川端康成の言葉のきらめきに圧倒される... 続きを読む
投稿日: 2009/6/18 投稿者: 街道を行く
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