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伊豆の踊子・温泉宿 他四篇 (岩波文庫)
 
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伊豆の踊子・温泉宿 他四篇 (岩波文庫) [文庫]

川端 康成
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

旧制第一高等学校に入学した川端康成(1899-1972)は,1918(大正7)秋,初めて伊豆に旅をして,天城峠を越えて下田へ向かう旅芸人の一行と道連れになった.ほのかな旅情と青春の哀歓を描いた青春文学の傑作「伊豆の踊子」のほか,祖父の死を記録した「16歳の日記」など,若き川端の感受性がきらめく青春の叙情6篇.

内容(「BOOK」データベースより)

旧制第一高等学校に入学した川端康成(1899‐1972)は、1918(大正7)年秋、初めて伊豆に旅をして、天城峠を越えて下田に向かう旅芸人の一行と道連れになった。ほのかな旅情と青春の哀歓を描いた青春文学の傑作「伊豆の踊子」のほか、祖父の死を記録した「十六歳の日記」など、若き川端の感受性がきらめく青春の叙情六篇。

登録情報

  • 文庫: 240ページ
  • 出版社: 岩波書店; 改版 (2003/9/18)
  • ISBN-10: 4003108116
  • ISBN-13: 978-4003108116
  • 発売日: 2003/9/18
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By 如那傘如臼太 トップ500レビュアー
形式:文庫
・十六歳の日記
・招魂祭一景
・伊豆の踊子
・青い海 黒い海
・春景色
・温泉宿

の六篇に、作者自身の「あとがき」を加えた短篇集である。

最も有名な「伊豆の踊子」は、学生である主人公が暫くの間、旅先で芸人一座と行動を共にする話である。
文章は綺麗で読み易いが、主人公が旅先で踊子(数えで14歳、満12~13歳)に対して試みるストーキングの生ぬるさが、
かなり気持ち悪かった。「物質としての少女」を、少し離れたところから見て、感じて、行儀良く楽しんでいるような……。
少なくとも、巷説に聞くような「恋愛小説」とは思われなかった。

また、踊子の属する芸人一座の人々はなにかにつけて主人公に好意を見せるのだが、
なんで主人公に対してそこまでするのかが腑に落ちなかった。それが当時は「お客様」に対する当然の態度だったのか。

内容には面白みを感じられなかったが、
読み切るのに苦痛を感じることもなかったので(かなりの美文)、全体的な評価は±0と言ったところ。
強いて言えば、昔の文豪の代表作にしてはすぐに読み切れたので、話のタネが手軽に増やせたところは良かった。

個人的には「伊豆の踊子」よりも「十六歳の日記」のほうが心に残った。
日々死に向かう祖父の姿を、当時数え年で十六歳だった作者が淡々と記録した作品なのだが、
衰えてゆく祖父が口にする呆けた台詞の中に、憐れみを帯びた、か細いユーモアが感じられた。
憫笑、という表現が相応しいかもしれない。
日記の最後の一文には、本書に出てくる言葉の中で最も含蓄があるように思われた。

「温泉宿」は、とある温泉宿と、その近くにある娼婦の宿、
そこを取り巻く女たちを描いた作品である。
筋書きが下手な通俗小説よりもぶっ飛んでいて、他に類例がない。
整合性がよく分からない下りもあるが、美文ゆえに勢いで読める。
豪放な女たちの姿は良くも悪くも記憶に残ると思う。
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By 基子
形式:文庫
伊豆の踊子の恋の表現は素晴らしいと思います。
両思いになってすごく盛り上がるとか、
別れ際が涙なみだになってしまうとか、
そんな派手なことは全く無いんです。
二人の会話の描写も特には無いですが
間違いなく恋だなぁ、というのがわかります。
空気が伝わってくるとしか言いようがないですが、

それともう一つ感動したの「温泉宿」!
何人もの女性が出てきますが、一人一人を描くのが
本当に上手だなぁと思いました。
女性の目、肌、髪…艶かしさが伝わってきます。
皆が違う人物で、違う性格から出る美しさなのです。
これには感動。

文字を並べたもので空気を伝えるのは
やった事が無い私でも難しい事はわかります。
それをやってのけた作品なのではないでしょうか。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
作者が20歳の秋に旅芸人とともに伊豆を旅した思い出がもとになった抒情的小説。修善寺から始まった「私」の旅の途中、天城峠で踊子と再会し、道連れの旅が始まる。思春期を迎えた踊子の淡い恋心に、傷心の私が癒されていく。誰もが味わう青春時代の思い出とともに、甘いすがすがしいものが胸に満ちてくる。この本をもって伊豆の旅に出てみたい。
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