本書は人物談、実歴談、憲政談、修養談、実業談と大きく五つにカテゴライズされ、さらに細かく章立てされてあります。
人物談では大久保、木戸、岩倉らを各々数ページをさいて語ってますが、高杉に関してはたった2行、井上馨に関しては採り上げすらされてません。
とはいえ本書の約半分を占める実歴談において、盟友二人の活躍ぶりを存分に語ってくれてます。安心しました(笑)
なんたって功山寺挙兵の現場にいた張本人が語るのですから、面白くないわけがない。
ただこの実歴談は幕末期中心に語られており、明治期の重要出来事や政治家としての活躍ぶりはほとんど語られてません。
憲政談では憲法や政党の在り方。修養談では人生哲学等、また観光ビジネスについて語っていて興味深いです。
実業談は鉄道創設のことなど。
改めて伊藤博文は凄い人だと実感しました。
明治史にあまり興味をもたない幕末ファンの方々に読んでいただきたいです。