サントリーホールで行われた、伊福部昭大教授卆寿記念演奏会。
指揮・演奏を行ったのは伊福部昭の芸術シリーズ後期を担当した本名徹次と日フィルだ。
最初は「フィリピンに贈る祝典序曲」
芸術シリーズでとうとう蘇演された曲。フィリピン独立のために書かれた曲というのはまぁ誰もが知ってると思うが、すごいのがこの演奏!芸術6での演奏を聴く前にこれを聴くべからず!芸術6の演奏が胃もたれしてしょうがなくなるから(笑)
次は「日本狂詩曲」
ローテンポ気味の演奏。最後にアチュレして終わるのが本名の悪い癖。中々の演奏と言うのは否定できないが。
そして「SF交響ファンタジー」
通常よりトロンボーンを倍にして演奏したという事や、本名らしいテンポ感がこの演奏を生み出した。ともかく強烈、快速。理想的な演奏の一つに挙げられる事だろう。
そしてお待たせ「交響頌偈」
釈迦の人生を描いたような作品。まさかこう言う演奏会で頌偈をやるなんてとはよく言ったもので、これもまたすごい演奏。コールジューンの透き通った合唱は天を突き抜けて釈迦にも届いたことだろう。感動の演奏。
演奏会はこれだけでは終わらない!アンコールで奏されるは「タプカーラ交響曲より、第三楽章」
オケ泣かせのこのテンポ設定!鬼畜なまでにどんどこどんどこ進むのに崩れないバランス。コンマスの木野雅之氏のソロも相まって、完璧な演奏を生み出している。