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伊勢神宮 (講談社学術文庫)
 
 

伊勢神宮 (講談社学術文庫) [ペーパーバック]

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商品の説明

内容説明

日本人にとって伊勢神宮とはいかなる処か。今年は伊勢神宮の第61回の式年遷宮の年。20年ごとの造替行事が千数百年も持続できたのはなぜか。世界にも稀な聖地といわれる神宮の歴史と日本人の英知を論述

内容(「BOOK」データベースより)

お伊勢さんの名で親しまれる伊勢神宮は、つねに古くて新しい。朝な夕なの祭典は、千数百年来の民族信仰を純粋に守り伝えてきた。そして20年に一度の遷宮は、日本独自の手製文化を高度に磨き上げ、生命の再生を祈念してきた。まさに神宮こそ日本人の心のふるさとであり、そこには未来を拓く英知が潜んでいる。世界にも稀な聖地といわれる神宮の歴史と、伝統を重んずる日本人の志を論述した好著。

登録情報

  • ペーパーバック: 234ページ
  • 出版社: 講談社 (1993/4/5)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061590685
  • ISBN-13: 978-4061590687
  • 発売日: 1993/4/5
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By 八雲立つ VINE™ メンバー
形式:ペーパーバック
皇學館大學に在職していた著者31歳の時の著作。

それが学術文庫に収められたとは大したものと思いきや、のっけからがっくり来る。すでに他のレビューにもあるが、トインビーが伊勢に来訪した折、「伊勢の神宮に匹敵できるのはギリシャのデルフォイ…」と絶賛した話から始まるのである。戦後のある時期、西洋人に褒められることが最高の勲章だった時があった。日本が自信を喪失していた時代が確かにあった。しかし、そんな段階は、もう、卒業しなければならないだろう。つづいて、タウトや丹下健三による絶賛の言葉が続く。
(この著者、どうも権威に弱いようだ。学術文庫に入れる際、修正の余地はなかったのだろうか?)

とくに具合が悪いと思うのは、日本の美や神道的伝統をを語るのに、なぜ権威者(それも西洋の)を引き合いに出すのだろうか?
なぜ自分の頭と感性で語ろうとしないのだろうか?
その目で見てゆくと、この本は先行文献の要約をつなげるところが多い。
(それはそれで有益と思う読者もおられるだろう。したがって意味がないとは言わないが、著作としての価値はさがる。こんなことを言うのも、なにせ「学術文庫」に収められているからだ)

トインビーのくだりではオマケがつく。トインビーに対して皇學館の田中卓が「デルフォイは死んでいるが、伊勢は生きている」という意味の反駁を加える。なかなかの見せ場だ。さすがのトインビーもこれには頷かざるを得なかったと書き、これを著者は「実にさわやかな光景であった」と結ぶのである。
(当時、田中卓は皇學館における著者の上司である!)
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形式:ペーパーバック
皇室の守り神を祀る伊勢神宮がなぜ伊勢にあるのか。日本国の成立とかかわる歴史を解説しつつ、それを解き明かしている。またそれが国民の心とどうつながっているか、筆者の遷宮体験を通して説いている。
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By モチヅキ VINE™ メンバー
形式:ペーパーバック
 平安政治文化史・宮廷儀式に関心をもつ1941年生まれの法学博士が、皇學館勤務時の1973年に刊行した伊勢神宮に関する一般向け入門書に、20年後に若干加筆した本。著者は萱葺掘立の神明造の原型を高床穀倉に求め、伊勢神宮の起源を東国への皇威宣布の拠点づくりと見、内宮鎮座を300年頃、外宮鎮座を5世紀後半(祭祀・統治・産業を司る天照の神格の分離と関連)とする。その上で、本書は伊勢の別宮・摂社・末社・所管社、神宮の祭祀(84〜86頁)、とりわけ大御饌祭・神嘗祭、また大麻・暦の頒布(109頁)について説明した後、式年遷宮の歴史と概要(160〜161頁)について詳しく説明している。それによれば、天武期における伊勢神宮の格上げと整備の後、持統期の688年に内外正宮について式年(当時の暦法との関連が指摘されている)遷宮が立制され、奈良〜平安初期に別宮・摂社にも拡大された。それは始めは公費で、後には役夫工米で実施されたが、室町時代には延滞・中止が目立ち、勧進と天下統一によりようやく1585年に復活した。以後江戸時代には御木曳や白石奉献が「お祭化」してゆくが、戦後の政教分離により、政府・天皇の協力の下、献金主体の運営に移行した。こうして著者によれば、遷宮は「常に古くて新しい」神宮という形で、「千数百年」にわたる「純日本的な伝統文化」(職人の技術伝承をも含む)を保持し、根源の清浄の回復を通じて生命の再生を祈念するものとして位置付けられる。本書では伊勢神宮の公式的な概要が、多くの写真・図表付きで平易に解説されており、古材の再利用のような興味深いトリビアも掲載されているが、遷宮のお祭化や明治期の御師廃止等のような、多くの大きな歴史的変化にもかかわらず、「本質的な」型の継承をもって伝統の継続を過度に強調している点や、「日本人」の「民族的信仰」を安易に前提している点には、注意を要する。
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