伊勢丹の革新的な戦略を語るうえで欠かせない男がいる。1990年代同店のバイヤーとして活動し、福助の社長として改革に腕を振るってきた藤巻幸夫氏だ。安定した高級ブランドテナントの誘致が主流の時代にあって、無名デザイナーたちの商品群で売り場を埋め尽くした「解放区」や、今日のメンズファッションの隆盛をいち早く見越した「メンズ館」などの仕掛け人として業界に一石を投じてきた。著者は伊勢丹の強みを、そうした「濃い人間たちの強い思いの結集」だと見る。同店の社員には「55%攻撃論」という共通語が存在していると言う。新規のアイデアに50%の自信があれば上司に相談し、55%だと確信したら自分の判断で動けというのだ。成功事例とともに、多くの企業に当てはまるであろう勝利の法則を探り出す。
(日経ビジネス 2005/08/08 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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個人的には、一人がちを見せる伊勢丹の強さの秘密をもう少し知りたかったが、本書では誰でも調べれば分かるような伊勢丹の事実しか書いておらず、その後に筆者の意見が少しだけ述べられているような内容になっている。
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