タイトル通り、企画のネタの出し方、つまり発想力や視点の変え方など、「ネタ作り」「ネタ発見」のためのヒントとなる本です。
発想のための30個のキーワードが提示され、それぞれの項目で[ドリル]として「○○を考えてみてください」といった例題があり、回答例として「こういう案もありますね」「こう考えたらどうでしょう」といった様々な事例が紹介されている、というのが本書の基本パターンです。
事例は、筆者が考えた例や、すでに商品化・サービス化されて成功しているものまで、具体的な例が多数挙げられているので、なるほどね、と思って読めます。
ただ、そこで「なるほどね」と思って読み終わっただけではダメでしょう。
その先は読者次第ということになります。
企画や発想は、ある程度はトレーニングで上達していくものです。
一言で企画と言っても、新商品の開発から販促、町おこしなど、色々とあると思いますが、この本に書かれているキーワードから、多方面に応用は効くと思います。
業務で「アイデアを出せ」と言われて頭を抱えている人には、発想法のヒントになるかもしれません。
文系の女性著者らしく、文体も柔らかくて誰にでも読みやすくなっており、直接企画の仕事に携わっていない方でもすらすらと読めると思います。
企画書の書き方やプレゼンの手法、ツールの使い方など、いわゆる「企画の技術・業務」のノウハウ本ではありません。
企画系の本にありがちな、写真や図解などもほとんどありません。
そういう技術的なHowToを期待している方は他の本を当たったほうが良いかと思います。