企業変革をするために必須の危機意識に特化して書かれた内容である。
激しく環境が変化する現代において、一つの成功に満足していては企業の持続的な成長・繁栄
はありえない。企業が成長・繁栄を維持するには、企業変革が必要であり、常に危機意識を保つ
ことが重要なのはいうまでもない。
しかし、実際のところ危機意識を保ち続けることは非常に難しい。
そこで本書では、危機意識を維持し、企業変革へと結びつけるための方法を成功・失敗事例も
ともに事例をあげながら解説している。
その方法は主に以下の四つである。
・内向きな組織を外向きの組織にすること
・リーダーが危機意識を行動で示すこと
・危機を逆手にとって自己満足を払拭すること
・変革否定論者を退場もしくは無力化すること
各章の終わりには内容のサマリがあり、また事例を用いて非常に簡明に書かれているのでわかり
やすいのだが、事例が少し一般化されすぎているきらいがあり、注意していないとさらっと
読み飛ばしてしまうことがある。
諸々の制約があってのことだと思うが、もう少しリアリティのある事例が書かれていた方が、
より興味深く読めた気がする。