自分も日本を代表する大企業で働いていますが、グローバルビジネスの中で日本企業の業績が概して低迷している原因についてあれこれ考えているうちに、組織内で共有すべきビジョンやバリューが大抵の場合お題目に終わっており、その企業に属する人たちのベクトルを合わせることに成功していないことが根本原因ではないか、と思うに至りました。そんなときに出会ったこの本。ここで語られているNTTデータで抱えていた問題点は、いずれも他の日本の大企業にも当てはまるものであり、「そうそう」と膝を打ちながら読みました。ボトムアップによる組織文化変革の試みは、地道ではありますが、これが王道なんだよな、とも思えます。非常に参考になりましたし、自分のモチベーションも上げてくれた本です。