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企業分析入門 第2版
 
 

企業分析入門 第2版 [単行本]

クリシュナ・G. パレプ , ビクター・L. バーナード , ポール・M. ヒーリー , 斎藤 静樹 , 筒井 知彦 , 川本 淳 , 八重倉 孝 , 亀坂 安紀子
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

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   財務分析のハウツーを、ひと目で読者に理解させようと意図した本は多い。けれども実際に年次報告書を用いて企業評価を行う際に、そうした入門書から得られる知識だけでは、歯が立たなかった経験を持つ人も少なくないだろう。

   国際企業の年次報告書には、圧倒的な量のフットノートが含まれる。そうしたディスクロージャー・パッケージから必要な情報を採取し、企業のメッセージを読み取ることは容易ではない。割引キャッシュフロー・モデルを提示し、財務分析にとどまらず経営戦略の視点まで織り込んだ本書は、コンベンショナルな比率分析を超えて、将来指向的な企業分析にまで、スポットを当てている。

   本書は全17章、序論は「分析と評価のフレームワーク」の考察から始まり、第2部の「分析の道具」、第3部の「分析の応用」というテーマが、各章に振り分けられ詳説されている。原書は気鋭の会計学者3名の執筆によるもので、1996年の初版刊行以来、学会からはメダルを授与され、すでにこの分野の「事実上標準」と呼べるテキストになった。

 「財務諸表を使ったビジネス分析とバリュエーション」という原題のもと、最新の研究成果を反映したこの第2版では、会計的なアプローチを補って、新たに5つの章が加えられた。初版から引き継がれたハーバード・ビジネススクールのケースに加え、実在企業の最新のケーススタディが収められていて興味深い。邦訳は複数の大学教員により分担され、斎藤静樹東大教授の監修を受けており、緻密なものだ。

   タイトルにこそ入門とあるが、原書は1000ページ以上の大著であり、邦訳も600ページを超える。本書から最大限の成果を引き出すためには、あらかじめ財務や会計の知識を得ていたほうが良かろうが、いかにもアメリカのテキストらしい網羅性のゆえに、企業分析のフィールドに広くなじむための格好の1冊に仕上がっている。長く書棚に留め置かれ重宝されることは間違いない、本格派の読者のためのハードカバーだ。(任 彰)

出版社/著者からの内容紹介

●初版からの主な改訂ポイント●
◎会計の問題をより広くカバー.新しく5つの章を加え,資産、負債、エンティティー、収益、および費用について、企業における会計方針の選択や見積もりを評価する分析的アプローチを示している。
◎評価を扱った各章を全面的に拡張・改訂し、資料を入手しやすいものにするとともに、発展の著しいこの分野の研究成果を反映するようにした。
◎戦略分析の章に企業戦略をめぐる考察を含めた.旧版では産業の分析と、単一産業における企業の競争的なポジションの取り方のみに焦点を合わせていた.新しい資料は、複数の事業を営む組織の分析の助けになるであろう。
◎いろいろな会社の状況を用いて概念を例証している。旧版では、全体を通じてひとつの会社の例を使っていた。
◎ケースを補完するため、概念の理解を確かめる練習問題を各章の終わりに加えている。これらは、教室での討論にも宿題にも利用できる。

登録情報

  • 単行本: 640ページ
  • 出版社: 東京大学出版会; 第2版 (2001/12/17)
  • ISBN-10: 4130421123
  • ISBN-13: 978-4130421126
  • 発売日: 2001/12/17
  • 商品の寸法: 20.6 x 15.4 x 3.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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23 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この本は、コーポレート・ファイナンスと財務会計との中間に位置する本だといえる。

ファイナンスの本には、企業価値測定のために会計数値をキャッシュフローへの変換したり、税務上の減価償却費の損金算入によるファイナンス効果などについて書かれているが、会計や税務に関しての知識がさほどない人にとっては、イメージが沸きにくい所だろう。

会計の本を読めばいいのだが、仕訳や複雑な会計処理は頭に入らないのが現実である。

一方、会計の本には会計原則や会計処理について書かれているが、それを元にして、情報提供先である投資家や証券アナリストがどの様な分析を行っているのかについては書かれていない。現代の会計の目的は、財務諸表を読んだ人々が意思決定を行なうのに有用な情報を提供することにあるのだが、その意思決定がどの様に行なわれているのかを知らなくては、本当の意味で有用な会計処理は出来ない。
こちらもファイナンスのテキスト(ブリーリー&マイヤーズなど)を読めばいいのだが、会計では見慣れない妙な数式が登場したりして取っ付きにくい。

本書「企業分析入門」は、そうした「会計のことが良くわからないファイナンス担当者」と、「ファイナンスのことが良くわからない会計担当者」の双方に役に立つ、いわばファイナンスと会計の掛け橋ともいうべき本である。

特に第2版では、冒頭で資産、負債、費用などの財務諸表の構成要素ごとに分析すべき項目を挙げ、企業分析を行なう際に注目すべき会計情報に的を絞って解説している。個々の項目はさほど詳しくないが、これを足がかりにして会計の本を読めば、財務諸表が何を表しており、同時に何を表していないのかについて分る様になるだろう。

「入門」とある通り、書かれた内容はさほど高度ではないものの、ファイナンス、会計双方に通じる良書であることは間違いない。

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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本書は、ハーバードビジネススクールはじめ多くのビジネススクールで採用されているアカウンティングのテキストである。その内容は、必ずしも平易とは言い難いが、企業評価における論点をほぼ網羅しており、非常に有用な見識を与えてくれる。
 第1に、定性面のロジックと定量面のロジックを融合するフレームワークを提供してくれている。経営戦略は経営戦略、財務結果は財務結果として別に取り扱われたり、両者は表裏一体とは判っていても両者を統合して企業を評価できるビジネスパーソンは多くないのではないか。この点で、本書の知見は極めて有効である。
 第2に、『分析とはその目的に応じて分析手法が異なる』という点を明確にして取り扱っている。財務破綻・企業危機、企業価値評価、合併など、企業評価を実施する局面は多岐に亘るが、本来はその目的に応じて、切り口や分析手法も異なる。この点を明確にしており、合目的的な分析スキルが得られる。
 第3に、幾つかの企業をもとにしたハーバードならではのケーススタディが掲載されており、実際の経営的意思決定を疑似体験できる点である。
 一定の財務・会計スキルある人間が皆でケーススタディを用い討議することが、本書を最も有効に活用できる方法であろう。
このレビューは参考になりましたか?
20 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
企業分析の定性的・定量的アプローチについて、高度かつ詳細に説明をしており、いわゆる経営分析の参考になりますし、その背後のある考えも他書に例を見ないくらい丁寧に説明しているので、非常に理解しやすいです。ただ、指摘があった通りに不自然な日本語や実務上で本当に使用しているか甚だ疑問な単語が目に付きます。それでも、このジャンルの中では一押しの一冊です
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最近のカスタマーレビュー
本腰を入れて読みたい
タイトルや他のレビューから、財務分析に近い本を想像していましたが、以下の3つを取り上げています。

1)... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: izagon
これが入門かと思うと空恐ろしい
いわゆるMBAの標準的な教科書であり、読み込むことで
事業活動と財務諸表の関係を正確に把握できるだろう。... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: なか
MBAが選んだ100冊に出てたので
バリュー投資家をめざすビギナーにとってはちょっと難しい内容。... 続きを読む
投稿日: 2007/4/10 投稿者: エパメイノンダス
原書もたないけど
翻訳がいいかどうかわからないけど,内容は,濃い。読んで損は,ない。しかし,訳が,硬すぎるのは、わかる。銀行で融資した人なら,面白さわかるであろう。
投稿日: 2003/3/7 投稿者: "落第生"
入門書
よくまとまっている本だと思いますが、企業分析の実務に携わっている方にとってはそれほど高度な内容ではないと思います。注意していただきたいのは、アメリカと日本の会計制... 続きを読む
投稿日: 2002/12/27 投稿者: 紀夫
原書を読みたい
内容的には「入門」とある通りで、理論的に高度というほどのものではありませんが、戦略とファイナンス分析のフレームワークはとても分かりやすく、かつ実践的です。ただし、... 続きを読む
投稿日: 2002/10/7
非常な良書...しかしながら、事実認識、翻訳等に難あり
単なる財務分析だけでなく、戦略についても分析の対象としている点は評価でき、また、全体のバランスも良く、読むに値する良書である。しかしながら、マイクロソフトのDOS... 続きを読む
投稿日: 2002/6/5 投稿者: compostela
戦略、会計、ファイナンスの知識の統合法がわかる本
企業価値を分析するための体系的方法論がわかりやすくかかれている本。... 続きを読む
投稿日: 2002/5/13 投稿者: iuj-owada
企業分析の基本的フレームワークがわかりやすい
財務分析を業界分析・戦略分析の定性分析を踏まえて、比率分析・キャッシュフロー分析を行う道筋を具体的事例で説明されており、とてもわかりやすい本です。... 続きを読む
投稿日: 2002/1/24 投稿者: やっちゃん
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