経営者にとっても、市場参加者にとってもコンセンサスのとれた企業価値評価をすることは難しい。共通の合理的な判断基準が乏しいからだ。
しかし、判断基準の基盤となるコーポレート・ファイナンス理論はある。このコーポレート・ファイナンスに金融工学を融合した定量的アプローチ(コーポレート・ファイナンシャル・エンジニアリング)を駆使すれば、理論と現実の間のギャップを埋めることができる。
本書では、企業価値評価、株主還元、格付け、最適資本構成、企業リスク管理(ERM)などについて、コーポレート・ファイナンシャル・エンジニアリングを用いた具体的な取り組み方法を示している。分析データは、主に日本市場のものを用いているため、日本企業にとって実務適用性の高い内容になっている。
単なる財務戦略にとどまらず、企業リスクを戦略的に取り扱う最先端の理論・技術体系がわかる1冊。
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