独断・偏見ながら、下記事由にて日本語書籍としての購入価値は「皆無」と思料する。
1.日本語書名「企業のレジリエンシーと事業継続マネジメント」の通りを信じて
新書を購入したが、BCMに関する記載・技術的論理展開は殆ど見当たらない。多少の
SCMとその保全要領を事例ベースで紹介している程度。只、原題「The Resilient Enterprise」
に照らせば、この論旨構成は理解できる。「事業継続マネジメント」を和訳書題に冠しておき、
論述展開でこれに該当しない事実は、監訳者の作為的判断と見れる。
2.原文も購入の上、内容拝見したが、Yossi SHEFFI氏(作者)は企業のサプライチェーン保全
に絡む「経営戦略」領域で、「レジリエンシー」なる観点・指標を導入して論述を試みられた
のではなかろうか。ご本人の主旨が和訳文からストレートに汲み取れないのは、日本語訳者に
某BCMコンサル業者等を起用し、「上記1.」を脇から側方支援させている様な体制が影響した
可能性がある。更に、日本語として「リスクマネジメント」領域を描写する技術力・解説に深い
洞察はなく、汎用的な表現に止まる。
折角のオリジナル・専門的な検討成果が、迫力のない単なる冗長な読物になった帰来がある。