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前作は、金田一耕助並みのサスペンスミステリーだったが、今回は、よくある学園物ホラーミステリーである。幽霊のうわさなど、結構精神的にガツンとくるものがあったが、ちょっとしたギャグもあるので少しは落ち着いてプレイできた。ゲームの進行は一本道で結構トントン拍子で話が進んでいくので、謎解きに悩まず、初心者でも楽しめる作品だと思います。ちなみに、当時、私は後編を1日でクリアしてしまった。
今回も前作に引き続き、衝撃のラストが待ち構えています。当時、中学生だった私にとってはちょっと刺激が強すぎたみたいで、しばらくの間、放心状態になった記憶があります。今でもその記憶が鮮明に残っています。
このゲームは「ファミ探」を知らない世代の人や、ホラーアドベンチャー好きの人に是非お勧めできるゲームだと思います。
また、前作の「消えた後継者」を購入した人は、まず、「うしろに立つ少女」をクリアしてからプレイすることをお勧めします。それは、話の流れが「消えた後継者」に続いているのです。是非試してみて下さい。
というのも非常に重要な情報がいとも簡単に聞き出せてしまうからです。
その御都合主義ともとれる安易な展開に”このままラストまでいくのでは?”
と心配してしまうほどでした。
(安易過ぎるため登場人物が記号としての域を超えない印象すらありました。)
ところが、後編の中盤から本作は怒涛の展開を見せ始めます。
特に最終章。
それぞれの人物の持っている「業の深さ」が見事に結実します。
そして、迫りくる恐怖。前作以上の情景描写です。
”人間とはここまで豹変できるんだ”という、本質的な意味での怖さです。
シナリオを手がける坂本氏に何かが憑依したのではないかと
思わせるほどのテンションの高さと構成構築力の高さ。
数箇所の説明不足や矛盾点が散見されますがそれらは後半を支配する
圧倒的なテンションの高さと説得力の前ではなんらの意味も成しません。
ADVは結構な本数をプレイしていますが、
ファミコン時代のソフトで放心状態になるとは思いませんでした。
今回の第3弾のADVはどれもオススメですが、
プレイ後のインパクトとシナリオの坂本氏の稀有な才能に敬意を表し、
本作を☆5つとします。
プレイしたことがない方にも本当にオススメの一作です。
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