FEシリーズはGBAで発売されたものだけで3作、発売順に封印の剣(本作)、烈火の剣、聖魔の光石があります。どれから挑戦しようか悩むかもしれません。
そこで、本作のレビューに入る前に3作を簡単に比較してみたので、参考までに。
遊びやすさはシリーズを追うごとに若干ずつですが改良されています。つまり、1作目である本作は遊びやすさでほんの少し劣る。戦闘準備画面でアイテムが使えない、とかそんな程度なんですけどね。
一方、難易度はシリーズを追うごとに下がります。まあ難易度を選択できるので一概には言えないんですけど、3作の標準的な難易度をプレイした印象では発売が前のものほど難しく感じました。
初心者が本作に挑戦して、難易度の高さから自分に合わないと誤解をしてはもったいないし、上級者が3作目に挑んで「簡単すぎる」と歯応えを感じられないのも残念。
自身のSRPGへの慣れ具合、腕前を1度考慮してみるのも後悔しないためのポイント。
3作は、そもそも登場人物から異なるので、全く別の話だと思ってもらっても大丈夫です。
ただ、1作目と2作目は舞台が同じであるため、一部に同じ人物が登場したり、関連が存在したりします。とはいえ両方遊ばないと楽しめないということはなく一作完結で楽しめるので大丈夫。
大筋を言えば、1作目は国同士の戦争、2作目は主人公達の冒険が物語の主な流れ。3作目は中盤までこそ国同士の戦争ですが終盤は人ではなく魔物を相手に戦います。
イラスト等も公式ページに掲載されているので、これらも併せて比較し、自分の肌に合いそうな作品を選ぶのが一番だと思いますよ。
どれを遊んでも、FEの基本システムは踏襲されているので、問題なくFEシリーズの面白さに触れることができます。
まあ、シリーズファンとしては「どうせ全部面白いんだから3作とも遊んじゃえ!」と言いたいのが本音なんですけど(笑)。それなりにお金も時間も必要になりますから、まずは一番面白そうだと感じた作品から取り掛かるのがいいでしょうね。
さて、本作で注目したいのは「支援会話」です。条件を満たすことで特定の2キャラクター間で会話が発生し、相方の近くにいることで能力が上昇する効果を得られるというものです。
能力が上昇するため戦略上のメリットはもちろんあります。しかし「会話を行う」という その行為自体も、実は見逃せません。
FEは非常に多くのキャラクターが登場します(本作は味方だけで54人)。中には中々活躍できないキャラクターもいるのですが、そういった脇役達も丁寧な個性付けがされているので登場したっきり埋もれてしまうのは勿体ない。
この支援会話は、脇役に至るまでほぼ全てのキャラクターに用意されていて、様々な人間ドラマを覗く事ができるため、脇役達にも一層の愛着が沸くこと間違いナシです。
このシステム自体は以降のシリーズにも受け継がれていくこととなるのですが、本作の時点では不満点もあります。
前述した会話を発生させるための条件というのが「隣接数十ターン」と曲者で、意図的に発生させようとすると手間がかかります。これはGBAの3作に共通です。
そして、既に見た支援会話をコレクションして何度も見るということができません。これは2作目以降解消された、本作のみの不満点です。
あとは、歯応えを求める人には2周目以降より難易度の高いモードやエクストラマップが楽しめますし、慣れていない人にはチュートリアルも用意されています。
複雑なルールなどは前作トラキアに比べてだいぶ削がれているので、初心者でも入りやすいほうだと思います。全体面白いですよ。