アクションゲームに何を求めるかによって、このゲームの総評は相当変わってくると思います。
100%楽しみたいのなら、自分がディズニーファン、それもライトユーザーではなく、かなり年季の入った往年のディズニー好きだと胸を張って言えるくらいがベストです。
●アクションゲームといっても、従来の敵をガンガンなぎ倒しながらコースをクリアしていくというものではなく、先に進むためにギミックを動かしたり、誰かの頼みごとを解決したり、ひたすら街を探索したり、というのをコツコツとクエスト形式でクリアしていくタイプのゲームです。
一匹の雑魚がマリオでいうところのハンマーブロスくらい、そんな敵がいるポイントは限られていて、ボス戦らしいボス戦も少なめ。アクション<謎解きの比重です。
●自分は周囲の友人知人より遥かにディズニー好きだと言える人、かわいいミッキーや、知る人ぞ知る懐かしのキャラクター、テーマパークさながらの舞台で目を楽しませるのが購入理由の7割ならば、ぜひ購入をおすすめしたい作品です。
ハイクオリティなグラフィック、センスの効いたアニメーションなどはさすがディズニーですので、心配いりません。ミッキーや他のキャラクターの動きも軽やかでかわいらしいです。
またレトロな白黒時代はもちろん、カラーとしても年季の入った短編アニメーション(大時計清掃や山登りの話など)が、2Dスタイルのボーナスアクションステージの舞台として登場しますので、ビデオテープが擦り切れるほど見たようなディズニーファンにはたまらないものがあるでしょう。
●逆に、ディズニーは年に1回か2回ネズミの国に行く程度の人、短編アニメーションなんて見たことない人、かわいいアクションゲームがやりたくてちょうど出たばっかりだから買おうかどうか迷ってる人、などは、ちょっと今一度、購入を検討し直した方がいいと思います。
・爽快感たっぷりに敵をばんばん倒しながら、サクサクコースをクリアしたいような人にはまるで不向きです。そもそも敵が少ない上に、カメラワークが非常に悪いので、ミッキーを動かす、敵を倒す、道を進むのどこかで必ず少なからずストレスを感じます。
・じっくりコースを散策しつつ、少しずつギミックを動かしていく謎解きアクションが快感なプレイスタイルの人でも、難易度がそれほど高くないので、物足りなさを感じるかもしれません。次にやることはすべて事前に説明が入ります。
それよりも道がわかりにくい、話の流れがわかりにくいなど、本筋と関係ないところで難易度が上がるので「簡単なはずなのにわかりにくくて面倒くさい」という余計なストレスがついて回ります。
・視点がぐるぐる回るカメラワークに酔いやすい人は論外のレベルで不向きです。ぐるっぐる回さないといけないので大変です。
●またキラキラきれいなディズニーを想像しているとちょっと予想と違って肩すかしを喰らうかもしれません。イメージは全体的に暗く、どこかどろどろと不気味な街並みやステージの世界観です。
そのせいか画面も暗めで、道がわかりにくく見えにくいという点で、操作性の悪さに拍車をかけているような部分が多々あります。
レトロなアクションゲームが大好きで、ディズニーレベルはライトとヘビーの中間くらい、ゲームカメラに酔ったことはない私の主観で★3ですが、1の人もいれば5の人もいるだろうというのが率直な感想です。