典型的な教育ママ、事なかれ主義の校長、ヤクザが学校経営に乗り出すなど、あり得ないことばかりで、リアリティに欠ける。様々な“事件”も都合よく解決してしまう。こういうのはどうもという方には決して向かない、お勧めできない。
それでも星五つとする理由は、堅気には決して迷惑を掛けてはならないという古風なヤクザが、場違いな学校で四苦八苦する姿が面白く、問題を解決してしまうところが痛快で、読んでいて楽しいからだ。3年前の「とせい」を読んで面白かったという方なら文句なく愉しめる。「とせい」をまだ読んではいないけど興味がある方は、文庫化されると思われるので、それまで待ってみてはどうだろうか。先ず「とせい」を読むべし。
私は「とせい」が面白かったので、この本も今日届いて、一気に読みました。