ソフトカバーで小ぶりなサイズ。
「見てみる?」とカバンから手渡された日記帳を
見るかのような錯覚。
カジュアルな格好で町並を歩く姿は近所にもいそうな
「ゆきえちゃん」だ。屈託のない笑顔に嬉しくなる。
撮影所に入り、メイクして、衣装に着替えると
途端に目に力が入り「どこにでも居そうなゆきえちゃん」から
「仲間由紀恵」となる。そんな姿を見ると
急に切なくなる。さっきまで身近に感じてたものが
やっぱり手の届かない絶望的な片思いに気づかされる。
まるで『ローマの休日』のラストシーンのように。
ため息と共にゆっくり本を閉じると
表紙の笑顔がまぶしい。