二人で一人の仮面ライダー、そして探偵もの・・・
どちらも仮面ライダー初の試みであり、一見この作品はとんでもない変化球のように感じます
しかし蓋を開けてみれば主人公二人の成長モノとしては正統派と言えるかもしれません
主人公・左翔太郎は「愛する街」の為に命をかけて戦います、
この理由はシンプルながらとても説得力があり、子供達も見ていて感情移入がしやすいと思います
「ご当地ヒーロー」としても、とても共感出来ます
そしてその相棒であるフィリップ、一見戦う理由が見えてこない少年ですが
彼には「償わなければいけない過去」があります、
そして翔太郎も同じく「償わなければいけない過去」があります
二人は「二人で一人の仮面ライダー」としてお互いの罪を二人で背負いながら、それを償っていきます
ハードボイルドに憧れながらも冷徹になれない、いわゆる「大人になりきれない大人」である翔太郎と
無尽蔵の知識を抱えながらも、どこか常識が欠損した「魔少年」・フィリップ
どこかしら抜けたところのある「二人で一人の一人前」が事件を通して様々な困難を乗り越え、
成長し、街に潜む悪の組織に立ち向かっていく・・・
そこには今のライダーには忘れかけられた「昔ながらのヒーロー番組」の血が流れているように思えます
「W」が昭和ライダーファンの方々からも好意的に受け入られている理由も頷けます
平成ライダーに馴染めなかった昭和ライダーファンの方にも
平成ライダーに飽きつつあった方にも、是非一度視聴してみてほしい作品です