今更言うまでもないことですが仮面ライダーは子供向け番組です。しかしながら、この子供向けという言葉が「大人向けより劣ったもの」「いいかげんでもいいもの」という意味合いで使われているのを見ると悲しくなります。
「仮面ライダーW」の最終回(49話)では、翔太郎や亜樹子が依頼人の少年にダイレクトに伝えていたように、この番組もまた、娯楽の形を取りながら、視聴者の子供たちへ大切な事を伝えてきたと思います。
47,48話はクライマックス後、フィリップが消失!?という回です。別れのシーンでは翔太郎が(桐山漣さんが)マジ泣きです。優れた作品ではスタッフもキャストも「入り込んで」いるのでしょう。「デカレンジャー」の最終回などもそうでしたね。熱意が伝わるすばらしいエピソードでした。
「子供向け番組に大人がムキになるな」?馬鹿言っちゃいけません。ムキになってくれる大人がいるからこそ、子供たちの心に届く作品が作られているのです。
45,46話は園咲家との決戦ですが、メインとなるのは翔太郎が恐怖を克服するところです。例えばゲームなどでは仮面ライダーのかっこいいアクションやセリフを再現することは出来ても、こういう部分はやはり生身の役者さんの演技でないと無理です。
1年間良質のエピソードがそろっていた「仮面ライダーW」。こういう作品を見ると、やはり「仮面ライダー」の火は消さずに続けてほしいなと思う次第でした。