今回は劇場版で圧倒的な存在感を誇った大道克己こと仮面ライダーエターナルが主役です。
ライダー映画史上でも最高傑作と名高い「運命のガイアメモリ」で語られた過去をさらに掘り下げ
何故NEVERになったのか?何故エターナルになったのか?何故風都を襲撃したかが丁寧に描かれています。
監督は劇場版や「アクセル編」と同じく坂本浩一さんですのでアクションの凝りようが尋常ではなく
NEVERの5人全員の個性を生かした立ち回りは並みの邦画では太刀打ちできないレベルです。
特に序盤の紛争地帯でのバトルはスピーディな動きと派手な爆発が入り混じり
NEVER全員が活躍するアクションは迫力満点で一瞬たりとも眼が離せません。
ただその分「アクセル編」以上にスーツでのアクションが減ってしまったのが少しだけ残念です。
またストーリーも「スカル編」のように本編の伏線や設定を綺麗に拾い上げ
ストーリーへと上手く消化できておりファンであればあるほど楽しめる出来になっています。
克己の胸中や少しずつ変化していく過程は劇場版を知っている身としては切なく映りますが
一種のヒーローとして戦っていく姿はまさに仮面ライダーそのものでした。
特に初変身のシーンは今まで見たライダーの中でもトップクラスのカッコよさ。
また須藤元気さん演じる京水の存在感は今回も健在です。
悪役の過去を描くことでカリスマ性が落ちないかと最初は心配でしたが
英雄として描きながらも悪へと傾いていく描写が非常に丁寧で
劇場版へと違和感なく綺麗に繋げる手腕はさすが三条陸さんです。
TVシリーズの時点で綺麗に完結しているため蛇足にならないか心配でしたが
どのスピンオフも愛情を持って創られておりファンとしては嬉しい限り。
また「W」の新作が見れることを期待しています。