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世間一般の認識としては、昔の特撮番組というのは
いまとなってはそのアラを探して笑って楽しむもので
それを素直に「かっこいいもの」として楽しむものは
穏やかな表現を使えば「社会の枠から少し外れた人」に
なってしまうのが現実である。
それは、今の基準で見るとたしかに昔の特撮は
作りに隙は見えるし、当時と今の「温度差」が
なによりも大きいからだろう。
しかし、この作品は違う。
当時の「熱さ」を「今の基準」で
逃げずに真正面から描いている。
頭の中で美化されていた「あの日」のヒーローが
頭の中のそのままの姿で現れるのだ。
俺のとっては本郷猛はいまの藤岡弘、でなく
この漫画の中にある。
リアルタイムで本郷や一文字たちに触れ、
いまでは「正義」を忘れかけたおっさんたちにこそ
この漫画を読んでほしい。
マニアだけのものにしておくには、もったいないですぜ。
仮面ライダーには特別な思い入れがある。そのため、雑誌で掲載されているのは知らなかったんで、本屋でこの本を見つけたときは、買うか買うまいか大いに悩んだ。読んではみたいのだが、小さなころに形作られたスーパーヒーローのイメージが壊されてしまうのがイヤだったので。よくあるでしょう、懐かしアニメの主人公やロボットが、二頭身の大きさのチビキャラになってチョコマカ動きまわったりギャグをしたり、パロディというよりバカにしているとしか思えないようなヤツが。仮面ライダーが、そんなのに使われるのは見たくなかったから、とても迷いました。
でも、そんな心配はいりませんでした。この第一巻では、1号ライダーが、2号ライダーが、V3が、昔のままのカッコよさで、怪人どもを退治する、血沸き肉踊る、あの子供のころの感覚が、読んでいるうちに甦ってくる。早く次の巻が読みたい。ライダーマンやアマゾンの活躍を見たいです。
この作品で、新しく仮面ライダーのファンが増えることを願ってやみません。
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