一年間長いレールの上をノンストップで走り続けてきた電王最終巻。
通常版と未公開シーンを含め再編集を施した特別版の2タイプでの発売となり、いかに電王が高い人気を誇っていたかよくわかります。
平成ライダーの最終回は大抵が最強フォームとなってボスを倒すのがお約束となっていましたが、電王はその伝統を破り、あくまで基本フォーム4種を次々と切り替えて戦い、とどめも一番最初の基本中の基本フォームであるソードフォームの『俺の必殺技』でした。
そして、CLIMAX JUMPをバックにゼロライナー・デンライナーに乗った仲間達からの別れの言葉、それを見送った良太郎の『いつか、未来で』…
『未来と過去・人の記憶』を主題に据えた電王らしい締めだったと思います。
以前、仮面ライダー響鬼で桐谷京介役を演じた中村優一さんが19話あたりで登場した時は、一抹の不安を覚えましたが、彼は見事『人の記憶から消えつづける宿命』を背負った青年の役を演じきってくれました。
彼がいたから、電王の物語は単なるコメディからシリアス部分も多大に含んだすばらしい作品になったと思います。
最終回を迎えてもなお広がり続ける電王ワールド。
一体彼らはどこまで走り続けてくれるのでしょうか。