今までのMOVIE大戦と次元がまったく違う本編のすばらしさは、他のレビュアーの方々にお任せするとして、自分がこの映画で、一番心を鷲掴みにされたのは、今回監督とアクション監督を兼任された坂本浩一監督のセンス爆発の、華麗で多彩な足技の数々。
・冒頭一発目、1号のワイヤーを駆使した旋風脚。
・ヤミーに襲われる里中君(人見早苗さん)のセクシーな連続回し蹴り。所々に挿入される、里中君本人のカットもリアリティアップで効果的!
・オーズがポセイドンとの初戦で繰り出す、バッタレッグ空中連続蹴りと、ワンチャイのジェット・リーばりのコンドルレッグ無影脚。(チーターレッグの猫キックがなかったのが残念!)
・クスクシエでの映司の華麗な旋風脚と、アンクの柱をへし折る渾身の回し蹴り。
・仮面ライダーアクアの、水しぶきをあげながらのスライディングキック「オーシャニックブレイク」。
・財団Xと遭遇したジョーカーの、いつもながらの安定した華麗な足技とライダーキック。
・仮面ライダーなでしこの、ユーモアたっぷりの連続サッカーボールキック(?)とロケットモジュールを使ったトリッキーな「なでしこロケットキック」。
・ダブルが再生ゾディアーツと戦っているときの、風で切り裂くようなエフェクトの入った鋭いスピンキック。
・アクアが最後に見せた、水をまといながら空中で大きく旋回してからの回し蹴り「アクアヴォルテクス」。
ちょっと思い出すだけでもざっとこんな感じで、もちろん足技以外もカッコイイ立ち回りが目白押しです。
あとは、言わずもがなのラスト直前のダブル→オーズ→フォーゼ→七人ライダーの怒濤の必殺技メドレー。劇場で見たときは、あまりの迫力に、雷に打たれたような衝撃を受けました。仮面ライダーファンじゃない人にも是非とも見て欲しい!
最後に、坂本監督の手腕や、スーツアクターの皆さんの活躍ばかりに目がいきがちですが、吹っ飛ばされるクズヤミー及び戦闘員の方々にも盛大な拍手を送りたいです。やられ役って重要なんだな〜と改めて痛感した、素晴らしい作品でした。
ただ、唯一、特典DVDのメイキングで、アクション指導のシーンがほとんどなかったことだけが大ショック!同じく坂本監督作品のスピンオフ作品アクセルでは、結構アクション指導のシーンが見れたので、今回もかなり期待していたんですが、クランクインとクランクアップの挨拶映像ばかりという印象で、非常に残念でした。ただ、ダブル、オーズ、フォーゼの変身シーンの微笑ましい撮影風景と、高岩さん演じるダブルとストロンガーの撮影風景は凄くよかったです。と言うわけで、映画本編は5点満点ですが、特典DISCに関しては、う〜ん…って感じでした。