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仮面の解釈学
 
 

仮面の解釈学 [単行本]

坂部 恵
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,940 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

いまや政治に"まつりごと"の面影なく、世界は一つの意味として、"書物"として読み解かれることをやめる。語源説、精神分析そして現象学の手法を駆使して、仮面と鬼面のたわむれの方向へ新たな言語思想をめざす著者の第一作が蘇る。【解題/熊野純彦】

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

坂部 恵
1936年神奈川県に生まれる。1959年東京大学文学部哲学科卒業。1985年東京大学文学部教授。東京大学名誉教授。2009年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 242ページ
  • 出版社: 東京大学出版会; 新装版 (2009/10)
  • ISBN-10: 4130130919
  • ISBN-13: 978-4130130912
  • 発売日: 2009/10
  • 商品の寸法: 19.2 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
何年か前に古本で買ったのですが、最初読んだときに全く意味が分からず長らく放置していました。メルロ=ポンティとかデリダとかを踏まえて書かれていますが、けっこうそのまま素直に読んだ方がいいかも。

デカルト以来の西洋近代的な思考では、自己と他者の区別、〈私〉と〈きみ〉の区別が前提になっていますが、〈おもて〉の解釈はそうした区別の手前の体験をすくい取ろうとする試みです。確かに、日本語では人称の区別がない言葉がいくつかあるなぁと改めて思いました。本書にも出ている例ですが、例えば「おのれ」という言葉は、自分を指す場合もあるし相手を指す場合もある。また、それ以前に、日本語は主語がなくてもきちんとした文章になる言語ですよね。日本語で哲学をすることの意義を考えさせてくれる好著です。

それにしても、坂部氏の同時代の哲学への反応は驚くばかり。本書に収録されている論文の初出はだいたい1970年代なのですが、すでにドゥルーズ『意味の論理学』やデリダ『グラマトロジーについて』などにも目配せをしているのはすごい。
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By トップ500レビュアー
形式:単行本
仮面について考えた人は多い。
が、著者の慧眼により初めて腑に落ちた。
何故仮面に魅かれていたのかも解った。

まず、「わたしが存在しない」という離人症の説明。
本来、主語(わたし)と述語(他者・世界)との分離的統一という人格に内在する基本的な構造。このことを<仮面>という。
<仮面>を構成することに失敗すると同一性の定立も損なわれ精神病理学において古典的症状として知られている替玉錯覚や変装の錯覚が出現する。
更には、時間、空間をはじめとする共同体的ないわゆる対象的世界の基本的枠どりも変容を受け、現実と非現実の区別そのものが揺るがされる。現実感の喪失が顕れ、象徴体系としての言語の変容(言語創作症)等が顕れてくる。身体意識も根本的変容を受け寸断された身体などの乳児的あるいは太古的イメージが立ち現れて来たりする。
また、精神分裂症においては人格解体という現象が起きるが分裂症もまた<仮面>の構造を構成することに失敗したものである。

ラカンは言う。ボロロ族が「わたしはインコである」といってはばからないのは「わたしはフランス共和国の市民である」という以上に、考えてみて、驚くべきものであるということはすこしもない。
また、トーテミズムと原始仮面は密接な関係をもっているが<仮面>の定義により明白である。
そしてそれは、西田幾多郎の超越的述語面といわれるものに他ならない。
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ペルソナ 2009/10/18
By kaizen #1殿堂
形式:単行本
哲学と文学の狭間を突くような書籍。

<おもて>と<かげ>
あらわれ と 1Copula
ペルソナ(仮面)、

最終章は「しるし、うつし身、ことだま」。

哲学科を出られた先生なので、哲学者と文学者が話題として出てくる。
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