長年疎遠だった冷酷冷徹祖父が画策し、ヒロインのアリージアは、憎むべきフィオルキス一族のセバスチャンと政略結婚することに。
ヒーローの、典型的「ギリシャ男」際立つ、傲慢かつ支配的で保護欲溢れるところ、半端なし。ヒロインの背負う過去の悲劇と現在の軛が、これまた健気な気質にしなやかな強さを演出して、文句なしにかわいいっ。
サラ・モーガンの著書の中で、一番好きな物語です。
セバスチャンはアリージアのことをセレブなパーティガールだと思い、アリージアはセバスチャンのことを祖父と同じ冷徹人間だと思っています。
よく知らない者同士の、反発と衝突とすれ違い。
ですが、お互いに惹かれあっていくばかり。
互いが実は敵ではなく、互いに愛する者と認識した瞬間から、セバスチャンの態度が変わります。
アリージアを彼女の祖父から守るべく、立ち上がります。
すばらしい!
これぞ、ヒーローですよー!
情熱的で俺サマだけど、有能な大富豪という設定通りに、アリージアの本質をちゃんと早々と見極めて行動に出るあたり、「できる」男なんです。(ロマンスものでは、すれ違うだけすれ違って、たまにヒーローがヒロインのことに気づいてあげるのが遅かったりしますもんね。そこらへんの、うじうじもじもじ、ありません。すっきり爽快なのです)
これぞ、ロマンスの王道と言えましょう。