内容紹介
★大ベストセラー作家バリー・アンズワースの原作を映画化。
★中世のイングランドを舞台に、ミステリアスな物語が展開。
★渋みのある演技派ウィレム・デフォー、注目株ポール・ベタニー、存在感を放つヴァンサン・カッセルなど、キャスティングが見事!
【あらすじ】
人妻との姦通罪で追われる身の修道僧ニコラスは、逃亡途中で旅芸人一座に身を寄せる。立ち寄った村で、少年殺人の罪で死刑宣告された無実の女囚の存在を知り、その事件を劇として上映する。だが無実の証拠をつかんだニコラスは、座長とともに真相を解明し、ついに真犯人を突き止める。しかし本当の悲劇はニコラス自身の身に及んでしまうのだった・・・
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ある罪を犯したことから逃亡の身となった神父が、ひょんなことから旅回りの劇団の一員に。一座が行き着いた村では、口のきけない女が少年殺しの罪で裁かれようとしていた。一座は金儲けのため、少年殺しの一件を舞台にして上演するが、それがきっかけで真実が暴かれていく……。中世イングランドの村を舞台にした、重厚なミステリーの佳作である。
荒廃した時代を映すかのようにこの上なく陰鬱で、それでいてスタイリッシュな映像美で綴られる前半部のツカミは申し分なし。中盤以降、主人公たちが事件の核心に迫るまでの描写に若干の不満は感じるものの、それでもその真実が劇となって再現されるクライマックスのケレン味はなかなかの見応えだ。『ビューティフル・マインド』などで印象的な存在感を残したポール・ベタニーと、『スパイダーマン』のウィレム・デフォー、さらに『クリムゾン・リバー』のヴァンサン・カッセルら個性派俳優の演技合戦も見どころだろう。(安川正吾)