第三部の過激ぶりに赤影他スタッフも疲労してか、第四部は、「おとぼけ」復活で、ハイテク度もまた増加している。ストーリーの根底を貫くのは「黄金の仮面の秘密」で、スタートから「思わせぶりな演出」で観るのものを惹き付けるところはいい。しかし、だんだん、魔風雷丸のバカっぷりと魔風忍群のマヌケぶりで緊張感が薄れていくばかりか、一方の我らが赤影の呑気ぶりもそれに拍車をかける始末である。陽炎が拉致されようと黄金の仮面が取り返されようと危機感と焦燥感はゼロ。青影ばりの「大丈夫」、ポジティブ志向には、さすがと言いたいが、これは「癒し系」や「スローライフ奨励系」ではない筈ゆえ、おいおいである。極めつけは、黄金の仮面の秘密である。ぽよよーん、ぴよよーん……て、それでおしまいかい!? 何のために、紅影や黒影、列風斎は陽炎と黄金の仮面を守って死んだのか……あまりに浮かばれないではないか。最後まで観続けてきた者のそんな葛藤も、赤影の「さあ、飛騨へ帰ろう」の一言で、かき消され大団円……陽炎も白影も青影も皆笑顔でサヨウナラである。ならば、我々も笑顔で応えねばなるまい。仮面の忍者赤影……あんた最高にクールだ。負けたよ。素敵なDVDをありがとう。私の息子もすっかりあんたのトリコだ。