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仮想空間計画 (創元SF文庫)
 
 

仮想空間計画 (創元SF文庫) [文庫]

ジェイムズ・P. ホーガン , James P. Hogan , 大島 豊
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

極秘プロジェクトの一環でヴァーチャル・リアリティの開発にあたる科学者が、見知らぬ場所で目を覚ます。テスト段階で神経接合し、その後記憶がない。計画は途中で放棄されたはずだった。そこへ女が現れ、二人とも仮想空間内に取り残されたままだと言う。虚構世界から脱出の道は? リアルすぎる仮想現実に挑む、本格SF!

内容(「BOOK」データベースより)

科学者ジョー・コリガンは見知らぬ場所で目を覚ました。かつては極秘プロジェクトの一環でヴァーチャル・リアリティの開発に従事し、テスト段階で神経を接合し、その後、記憶を失う。計画は過去に放棄されたはずだった。ところがある女が現れ、二人ともシミュレーションの中に取り残されたままだと言う!不可測の虚構世界から脱出の道は?リアルすぎる仮想現実に挑む、本格SF。

登録情報

  • 文庫: 553ページ
  • 出版社: 東京創元社 (1999/07)
  • ISBN-10: 4488663214
  • ISBN-13: 978-4488663216
  • 発売日: 1999/07
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 287,623位 (本のベストセラーを見る)
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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By "eiya"
形式:文庫
95年発表、原題「REALTIME INTERRUPT」。79年「未来の二つの顔」時点では予測のつかなかった“仮想現実”世界の進展をもとに、AI職人=ホーガンが腕によりをかけて造り上げた傑作ハードSF。

 常日頃から、“サイバーパンク”世界と現在の世界との間に、人間の“脳”という科学的にも、倫理的にもほぼ未解決という 「カベ」 が立ち塞がっているのが気になって、今一つSFを楽しめないでいた…そんな欲求不満を少なからず解消してくれた作品。

 ポスト“サイバーパンク”を描こうとしたとき、ポップカルチャーに視点を向けた“ソフト”路線とともに、これまでの空隙たる 「脳」 生理学に視点を向けた“ハード”なSFが、もっと増えて行っても良いなと思うのは私だけでしょうか。

 

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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By まる・ち トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 読み始めてしばらく経っても、「ディックの作品だったかな?」と思わせるような作品だ。

 キーとなるアイデアはホーガン的なのだが、既存テクノロジーとの違いを深堀するような記述は比較的少ない。その代わり主人公がある状況に突然放り込まれて、主人公の思惑とは異なる大きな意志力で物語が進行していく中で事態を把握して解明していく、というミステリー仕立ての展開が魅力で、これがディックの作品世界を感じさせる。

 主人公たちの追い込まれた状況設定に一役買っているのが資本家と会社の経営者陣、そして現場のエンジニアたちの思惑の違いであるが、エンジニアたちが経営者への不満を述べるあたりでは思わずニヤリとさせられた。サラリーマン経験のある筆者ならではなのだろうが、ユーモアを感じさせる部分である。それぞれの立場の違いによる確執が状況をより複雑にしていくというところは、アーサー・ヘイリーの一連の企業小説のようでさえある。

 原題はアイデアをうまく表現しているのだが、邦題は資本家や経営者向けのやや大仰な感じである。一連の作品名との関係を考えると致し方ないところか。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By rapport
形式:文庫
本作が発表されてから10年近い月日が経っているので、コンピュータを取り巻く環境も大きく変わっている。それなのに、古さを感じさせずに読ませるのは、ホーガン自身がコンピュータ関係の仕事をしていたからだけではないだろう。豊富な知識と卓絶した洞察力には改めて驚かされる。
仮想世界の現実感を増すためか、途中少しくどい状況描写が続き若干うんざりした部分もあり、また、仮想空間から抜け出せない閉塞感が付きまとう。その分、痛快なラストへと向かう後半は、久しぶりに読書を中断出来ないほどのめり込んだ。
『やさしい巨人』シリーズとはずいぶんタッチの違う作品で、改めて幅広いホーガンの魅力を知った。
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