内容紹介
オープンソースの仮想化システムXenについて、その内部構造を解説した初の書籍です。
ソースコードを読み解くことで、Xenのアーキテクチャ、Xenの内部カーネル、デバイスI/O、API、HMVなど、Xenの仮想化テクノロジーの理論と実際をくまなく解説しています。
著者のDavid Chisnallは、本書のためにXenの開発元であるXenSourceのコアチームと共同作業を行い、Xenの内部動作について詳細を学んできました。そこから紡ぎ出された本書の内容は、仮想化技術者にとって、必須の知識と言えるでしょう。また、この日本語版では、日本仮想化技術株式会社のメンバーが監訳を担当しており、さまざまな補足を加えることで、本書の完成度を高めています。
本書でカバーしている主な内容は、次のとおりです。
・Xenの仮想化アーキテクチャの詳細
・共有情報ページ、グラントテーブル、メモリ管理サブシステムなどの共有方法
・Xenの抽象化デバイスインターフェイスの詳細
・イベントチャネル、XenStoreのモニタリング、コアデバイスのサポート、新たなデバイスタイプの追加方法などの設定と運用
・Xen APIとユーザースペースツールの内部動作の解説
・スケジューラインターフェイスとAPIを仮想マシンで利用する方法と、新たなスケジューラの追加方法
・HVMを使って、ゲストOSでネイティブマシンに近いスピードを確保する方法
・移植、パワーマネージメント、新規デバイス、独自アークテクチャなど、今後の需要に対するプランニング
著者について
【著者略歴】 David Chisnall
InformITのレギュラーコラムニスト。
ウェールズ大学のコンピュータサイエンスの博士号を取得。いくつかのオープンソースプロジェクトのコントリビュータでもある。
【監訳者略歴】 日本仮想化技術株式会社
日本初の独立系仮想化専業会社。
仮想化技術に関わる調査や研究、仮想化環境のコンサルティングや構築、運用管理ツールの開発などを行っている。Xenを使った先端的なシステム構築を得意としている。