良き古き自民党の選挙戦略についての実証的研究であり、著者の出世作。
県会議員を十数年勤め、国会議員になるために佐藤代議士が行った選挙戦術を及び日本の政治風土を分かりやすく、かつ、詳細に研究した非情に興味深い本です。
こういう本が、アメリカ人の、それも大学院生によって書かれていること自体がおどろきというか、おそろしいというか、恐怖を覚えるような本です。
反対に、日本で、日本の選挙についてこれほどフィールドワーク的に入り込んだ本はないと思います。
また、翻訳がすばらしく、とても読みやすい。
社会が変化してしまった現在にとって、必ずしも有効な選挙レポートというわけではありませんが、その研究方法及び視点というのは新鮮でした。
アメリカの奥深さを感じてしまいました。
是非、一読してほしい良書です。