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代理出産―生殖ビジネスと命の尊厳 (集英社新書 492B)
 
 

代理出産―生殖ビジネスと命の尊厳 (集英社新書 492B) [新書]

大野 和基
5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

搾取か?福音か?
子どもをもつ最後の手段が「代理出産」だとしたら── 不妊に悩む夫婦にとって「福音」といわれる生殖補助医療、代理出産。しかし、代理母の精神的・肉体的負担、貧困層のブリーダー階級化、親子関係の定義づけの難しさなど、現実はシビアな問題が山積みだ。日本でも法整備を進める動きがあるが、代理出産をめぐる議論はまだまだ不十分。このテーマを長年、追いかけてきた著者が複雑な代理出産の問題の核心に迫る!

内容(「BOOK」データベースより)

不妊に悩む夫婦にとって「福音」といわれる生殖補助医療、代理出産。しかし、代理母の精神的・肉体的負担、貧困層のブリーダー階級化、親子関係の定義づけの難しさなど、現実はシビアな問題が山積みだ。日本でも法整備を進める動きがあるが、代理出産をめぐる議論はまだまだ不十分。このテーマを長年、追いかけてきた著者が複雑な代理出産の問題の核心に迫る。

登録情報

  • 新書: 205ページ
  • 出版社: 集英社 (2009/5/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087204928
  • ISBN-13: 978-4087204926
  • 発売日: 2009/5/15
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 164,926位 (本のベストセラーを見る)
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形式:新書
子供を授かりたいと願うなら叶えてあげたい。しかしその反面、子供に恵まれないなら、夫婦で過ごす時間を充実させ、互いを支えながら生きる夫婦も素敵に思う。どの生き方が正しくて、どの生き方を選択することがベストなのか解らないが、この本を読んで、これまでいかに浅はかな知識だけで、私も含めて世の中の人が、代理出産について語っていたのかがよく解る。例えば、本文に出てくる障害を抱えて産まれてくることだってある。契約を交わして代理出産をお願いした以上、障害があろうがなかろうが、親として引き取るのが当たり前と思っていたけど、拒否する夫婦がいることに驚くのと同時に身勝手な考えだと思った。以前テレビで向井亜紀夫婦の代理出産の番組をやっていたが、代理出産を肯定する内容で同情を誘うつくりをしていたことが、この本を読めば、いかに代理出産を肯定する偏ったつくり方をしていたことも解る。代理出産に対して、日本国内で法整備をすすめているが安易に決めてはいけないと思った。代理出産にかかわるすべての人に丁寧に取材して、冷静な筆致で書かれている。ありとあらゆる人、特に政治家をはじめ、有志者たちがこの本を読んで、じっくり議論して欲しいと思った。
このレビューは参考になりましたか?
20 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
本書は、アメリカで基礎医学を学び

現在は政治、経済、文学など

様々な分野で活躍するジャーナリストである著者が

代理出産の現状を概観する著作です

海外の事例やインタビューを元に

代理出産にまつわる議論状況や

関係する人々、そして法制度などを概観します。

子どもを切望する夫婦、代理母

代理出産を行う医師、そして代理出産を推奨・斡旋する業者や政府

そして、さまざまな論理を駆使する弁護士―

情緒的・感情的になりやすい問題なので

インタビューに応じた当事者たちの主張もそれぞれ異なります。

筆者は、そうした多様な意見を客観的に検討・分析するのではなく

取材の過程で感じた困惑を隠さずに表明し、

そのうえで、子の自己決定権を配慮することと

どんな形にせよ早急な法整備で解決することが必要と主張します。

代理母の出産に立ち会った依頼者や

「子どもは商品ではない」というレポートを書いた代理出産で生まれた子

など、紹介される代理出産の個別事例も興味深く

制度論や立法論、社会学的な観点からの検討をするだけでなく、

個々のケースを知る必要性を深く感じました

代理出産の実態とメリット−デメリットを

平易な文章で多角的に描いた本書。

代理出産に関心をお持ちの方はもちろん

最先端医療や生命倫理などに興味のある方など

幅広い方に読んでいただきたい著作です。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書|Amazonが確認した購入
代理出産について「最先端」のアメリカ事情のルポ。著者は、アメリカでたまたま知った代理出産裁判をきっかけに、「生殖医療の技術がビジネスに」なり、「家族のあり方や生命の倫理の考えを変えていくという事実に」衝撃を受けた、という。一見、むずかしく地味なテーマにみえるが、よく考えれば、これは遠い国の話ではなく、日本でも、法制化を含み、真剣に考えていかなくてはならない重要な問題である。具体的なケースの取材にもとづく知見は貴重である。
 医学に限らず、各方面の取材で活躍している人らしく、読みやすくテンポのいい文章。欲をいえば、アメリカ通の著者にとっては当たり前でも、日本の一般読者にはわかりにくいことも多々あるので、より詳しい背景説明があったほうがいいところがあるかもしれない。また、著者自身は、どうしてこのテーマに本腰を入れて取り組むべきと直感したのだろう。著者に長年、取材をつづけさせた動機、情熱は何だったのか、もう少し語ってもらえたら、一段と説得力のある本になったような気がする。
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