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仙台闊歩新書 「杜の日記帖」
 
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仙台闊歩新書 「杜の日記帖」 [新書]

佐伯一麦
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,365 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

『Kappo 仙台闊歩』の人気連載が1冊の本に!
二〇〇二年から八年間、二一四日分の小説家の日常。
『鉄塔家族』の連載開始から、初のルポルタージュ作品『石の肺』、
そして野間文芸賞を受賞した『ノルゲNorge』まで、
佐伯作品の裏側と、仙台の街とのかかわり、
自然、文学、映画、音楽、食との触れ合いを綴った日記エッセイ。
佐伯氏が撮影した写真も掲載。

著者について

一九五九年(昭和三十四年)、宮城県生まれ。一九八四年「木を接ぐ」で海燕新人文学賞、一九九〇年『ショート・サーキット』(講談社文芸文庫)で野間文芸新人賞、一九九一年『ア・ルース・ボーイ』(新潮文庫)で三島由紀夫賞、一九九六年『遠き山に日は落ちて』(集英社文庫)で木山捷平賞、二〇〇四年『鉄塔家族』(朝日文庫)で大佛次郎賞、二〇〇七年『ノルゲ Norge』(講談社)で野間文芸賞を受賞。近刊に『からっぽを充たす』(日本経済新聞社)、『誰かがそれを』(講談社)がある。仙台市在住。

登録情報

  • 新書: 264ページ
  • 出版社: プレスアート; 1版 (2010/6/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4990190939
  • ISBN-13: 978-4990190934
  • 発売日: 2010/6/19
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By ネモ トップ100レビュアー
形式:新書
私小説は苦手である。著者の『鉄塔家族』も途中で挫折した。ただ、『石の肺』や古井由吉氏との往復書簡集『遠くからの声』は読んでいる。どうやら小説化されたものより、著者の声がダイレクトに読み取れるものが合っているようである。

掲載誌『Kappo 仙台闊歩』の創刊号から連載中ということだが、仙台在住でない私は、その雑誌を知らない。ただ、本書に納められた43回分を見る限り、1回につき4〜5日分の日記が毎号掲載されているようだ。
内容は、自身の小説やエッセイなど執筆活動にかかわること、染色家である配偶者にかかわること、作家・編集者といった仕事仲間や友人、そして日々の生活のなかで出会う鳥や草木などの自然についてである。
特に、鳥に関しては、鳴き声などで判別もでき、「渡り」を行う時期などについても詳しいようなので、季節の節目節目に、さまざまな鳥が登場する。音楽についてもしばしば触れられているが、クラシックからJポップまでと幅広い。飲食店などの店主にも親しい人がいるなど、人付き合いの面でも、幅が広い。

本書に描かれた著者の日常生活から判断する限り、「私小説家」=破天荒というイメージとは程遠い生活をしていることが理解できる。また、エッセイや小説の執筆に関する部分では、著者がどのように作品を形作っていくのか、おぼろげであるが知ることができる。

本書に掲載されたのは2002年8月から2009年12月分まで。2010年以降の分は続編でということになるのだが、著者が東日本大震災の中で、何を見て、どのように過ごし、どう考えたのかが気になるので、どうにかして早めに出してもらいたい。
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形式:新書
仙台のローカル雑誌「Kappo」に掲載されたエッセイをまとめたもの。
小説家が自分が住む街をどういう視線で見ているかということがよく分かる。

作者自身が私小説作家であるだけに、出てくる地名や着想、アイディアが
作品世界とリンクしている点もファンには応えられない内容だろう。

小説家の日常が淡々と描かれているわけだが、
文学や映画よりも、自然についての描写が多いのがこの本の特徴。

普段見過ごしてしまいがちな小さな自然の変化や四季折々の呟きにこそ、
仙台という土地が持つ魅力が詰まっていると感じるのは私だけだろうか。

一冊を通して、仙台が「杜の都」たる理由が描写されている。

仙台を愛する人に読んでほしい一冊。
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